主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 黙示録11

2024-09-15

「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
使徒ヨハネは、別の声を聴きます。「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。~わたしのふたりの証人に、荒布を着て、千二百六十日のあいだ預言することを許そう」。(1~3節)
神の聖所と祭壇はすでに西暦70年にローマ軍によって崩壊しています。ここでの聖所は天の聖所かもしれません。二人の証人ですが、これは神から任命された人でしょう。二人とされていますが、これは証言は一人では認められないからです。この二人も擬人化されているようです。
「もし彼らに害を加えようとする者があれば、彼らの口から火が出て、その敵を滅ぼすであろう。もし彼らに害を加えようとする者があれば、その者はこのように殺されねばならない。~彼らは、天を閉じて雨を降らせないようにする力を持っている。さらにまた、水を血に変え、何度でも思うままに、あらゆる災害で地を打つ力を持っている。」(5,6節)
普通の人であれば口から火は出ません。雨を降らせなかったり、水を血に変えたり、災害を起こしたりできません。
過去の預言者は、モーセやエリヤは行ったようです。「また主のもとから火が出て、薫香を供える二百五十人をも焼きつくした。」(民数記16章35節)
「そのとき主の火が下って燔祭と、たきぎと、石と、ちりとを焼きつくし、またみぞの水をなめつくした。」(列王記第一18章38節)
これらも、実際に起きたのは神の霊の力によるものでしょう。二人の証人もそのように神からの力で色々な災害を起こせるのでしょう。二人の証人は神からの預言を1260日行うようです。もちろん二人だけではなく1つのグループかもしれません。もしかしたら天に行く144000人かもしれません。
その後、「底知れぬ所からのぼって来る獣が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺す。」(7節)とあるので、悪霊の頭であるサタンが二人を殺すのかもしれません。次に「三日半の後、いのちの息が、神から出て彼らの中にはいり、そして、彼らが立ち上がったので、それを見た人々は非常な恐怖に襲われた。その時、天から大きな声がして、『ここに上ってきなさい』と言うのを、彼らは聞いた。そして、彼らは雲に乗って天に上った。」(11,12節)とあるので天に復活するのでしょう。
そして「第七の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、大きな声々が天に起って言った、『この世の国は、われらの主とそのキリストとの国となった。主は世々限りなく支配なさるであろう』」。(15節)とあるので、地上の全ての国は神とキリストの所属になり、神が永遠に支配するようです。そして「天にある神の聖所が開けて、聖所の中に契約の箱が見えた。また、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹が降った。」とあるので、地上では地震と雹の被害があるかもしれません。