黙示録8
2024-09-09
「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
黙示録の構造を見てみましょう。全部で16の幻に分かれています、そして、白い馬に乗っているイエス・キリストが征服のために動きます。それは7つの封印を解くことで始まりました。次に7つのラッパが吹き鳴らされます。最後に怒りの7つの鉢が注がれます。
7は天的な完全数とされています。これを3回繰り返すことで天と地の悪を完全に無力化することのようです。それにしても、地上では大患難があるようです。
「第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった雹と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。」(7節)
次々に災厄が起きます。第二のラッパで海の三分の一が血となって生き物が死にます。第三のラッパで大きな星が川の水源に落ちて、水が苦くなって多くの人が死にます。
「第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。」(12節)
「一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。(13節)
このように、地上では火災が起こり、海でも生き物が死に、小惑星らしき物体が川の水源に落ちて多くの人が死ぬようです。太陽、月、星も輝きが薄れるようです。
実際に起こる可能性もありますが、現在の体制を例えで示しているようにも思います。
雹や火のような情報によって地上の人々は意欲をなくしてしまうかもしれません。青草のように新しい成長するような行動も止めてしまうかもしれません。木のように果実をもたらしてくれる国も焼けて何の結果も出せなくなるかもしれません。海は生き物を生み出す場所でもありますが、常に波立つ不安定な人類と考えることもできます。何らかの不純物が入り込むと、そこから新しい事を生み出すこともなくなるでしょう。川の水の源泉は泉でしょう。水は生き物に不可欠なものです。そのように生きるのに不可欠な水脈とも呼べる事柄、例えば生きる指針とか、当たり前の事柄ですが、それらを汚すような大きな影響力をもつ者が出てくるかもしれません。そうすると生きる指針が不純物によって変えられて、生き方を間違えてしまうかもしれません。
ちなみに、キリスト教国の人口は25億人で、世界人口の約三分の一です。
太陽、月、星も、そのように例えられる影響力のある人々がいますが、いわゆるインフルエンサーですが、一度はかなりの影響力があってもすぐに消えてしまう人もいます。
実際にどうなるかは解りませんが、「災いだ」と3度も言われるように、大きな災厄が人類に降りかかることは間違いないでしょう。