真理100
2024-08-26
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
このシリーズも100回となり、ここで終了することとします。聖書巻末の書は「黙示録」です。本来の意味は「啓示」だそうです。高齢の使徒ヨハネが流刑地のパトモス島で、1世紀末に書いたようです。
「黙示録」は幻とかがあって、中々解釈が難しいこともあって、これは新しい「黙示録」のシリーズで1章づつ考えたいと思います。基本は旧約聖書や1世紀のクリスチャンの活動を理解していないと、内容がわからないと思います。それで、今回は概略だけの説明になります。
「イエス・キリストの黙示。この黙示は、神が、すぐにも起るべきことをその僕たちに示すためキリストに与え、そして、キリストが、御使をつかわして、僕ヨハネに伝えられたものである。」(黙示録1章1節)とあるので、天に戻られたイエス・キリストが御使をつかわしてヨハネに伝えたということです。すぐにも起こるべきこととしていますが、ヨハネとしては神の支配がすぐに始まることを期待していたのでしょう。実際は、まだ始まっていないようです。
「わたしヨハネは、神の言とイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島にいた。」(黙示録1章9節)とあるように筆者はヨハネでパトモス島で書いたのです。
小アジアの都市にある7つの会衆にそれぞれみ使いの声を聴いて伝えます。
次に「開いた門が天にあった。そして、さきにラッパのような声でわたしに呼びかけるのを聞いた初めの声が、『ここに上ってきなさい。そうしたら、これから後に起るべきことを、見せてあげよう』と言った。」(黙示録4章1節)とあります。
幻かもしれませんが、ヨハネは天に上ってこれから起こるべきことを見たようです。多分、肉体のままで天に上ることは不可能だと思います。ですから、み使いはヨハネに映像としての情報を脳に送り込んだのかもしれません。
その後、ヨハネは多くの映像を見て、神の裁きを経験します。
「天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。」(黙示録12章7節)とあるように
ミカエル=天のイエス・キリストが悪魔と戦い勝利します。悪魔とその仲間の使いは地に投げ落とされます。
さらに「三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。」(黙示録16章16節)三つの霊は汚れた霊の働きで、王たちを最終戦争に集めるようです。
「わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。」(黙示録21章1節)とあるように神の支配が天と地で新しくなるようです。以上が「黙示録」の概略です。