主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理99

2024-08-21

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ヨハネの第3の手紙」の次は「ユダの手紙」です。イエス・キリストの異父兄弟のユダが書きました。ユダはヤコブの兄弟でした。それで、書き出しの言葉も「ヤコブの手紙」と似ています。1章だけの短い聖典ですが、多くの事実を記しています。
「御使のかしらミカエルは、モーセの死体について悪魔と論じ争った時、相手をののしりさばくことはあえてせず、ただ、『ヤハウェがおまえを戒めて下さるように』と言っただけであった。」(ユダ9節)とありますが、ここで「御使のかしらミカエル」はイエス・キリストのことです。それはミカエルが天使長であり、ダニエル書12章1節に「その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります。また国が始まってから、その時にいたるまで、かつてなかったほどの悩みの時があるでしょう。しかし、その時あなたの民は救われます。」とあるように悩みの時に立ち上がるのがミカエルであり、民を救うことから天に戻られたイエス・キリストを指しているようです。
ここで、霊者であるイエス・キリストが同じく霊者である悪魔と論じ争いますが、イエス・キリストは悪魔に対しても罵ったり、裁いたりしなかった、ということです。
普通、自分と正反対のしかも悪の根源である悪魔に対して、「くたばれ!」とか「愚か者」とか言いたくなると思いませんか?でも、イエス・キリストは違うのです。「神がお前を戒めてくださるように」と言っただけなのです。悪魔に対してもイエス・キリストの誠実さが表れているのです。
「愛する者たちよ。あなたがたは、最も神聖な信仰の上に自らを築き上げ、聖霊によって祈り、 神の愛の中に自らを保ち、永遠のいのちを目あてとして、わたしたちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。」(ユダ20,21節)とあります。
信仰というのは、築き上げないといけないものです。一度信じれば終わりではありません。信じて希望することが大切です。それには、毎日のように聖霊によって祈ることも含まれるでしょう。聖霊の力というものは、それが体の中に入ると、何かをしなければ落ち着かなくなるようです。パウロがコリント第二11章21節に書いたように「 もしほかの人たちが大胆に行動するのであれば,私も大胆に行動します。」聖霊によって大胆に行動できたのでしょう。そして、聖霊によって神の愛を感じることができるでしょう。神の約束である永遠の命を目標にすることもできるでしょう。その約束の実現には、神の時計によって定めの日があるのかもしれません。それまでは、主イエス・キリストの憐れみを待つことも必要ですし、希望を持ち続けることも必要でしょう。
「ユダの手紙」は短いですが、クリスチャンに必要な情報を伝えてくれています。当時のクリスチャンも役立てたでしょうし、今日のクリスチャンにも有益です。
聖書には、本当に無駄がありません。そして共通のテーマがあります。神の約束している新天新地です。是非、皆様もそれが何なのか調べてみましょう。