真理97
2024-08-19
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ペテロの第2の手紙」の次は「ヨハネの第1の手紙」です。筆者は使徒ヨハネです。あて先はないので、クリスチャン全てに伝えたかったのでしょう。「ヨハネ伝」と同時期に書かれたと思われます。「ヨハネ伝」と表現が似たものがあることからも推察できます。
「神が光の中にいますように、わたしたちも光の中を歩くならば、わたしたちは互に交わりをもち、そして、御子イエスの血が、すべての罪からわたしたちをきよめるのである。 」(ヨハネ第一1章7節)とあるように、神は「光あれ。」と言った方ですから、光の中にいるようです。それで、神と関係を強めるには我々も光の中を歩く必要があるのです。そしてお互いに御子イエスの血によって罪から清められたことを理解していないといけないでしょう。
「『彼を知っている』と言いながら、その戒めを守らない者は、偽り者であって、真理はその人のうちにない。」とヨハネ第一2章4節にあるように、罪を取り除いたイエス・キリストを知っているというだけでは認められません。イエスのみ言葉を守る必要があるのです。そうしないなら、偽り者であって真理を知っていることにならないのです。
「罪を犯す者は、悪魔から出た者である。悪魔は初めから罪を犯しているからである。神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてしまうためである。」とヨハネ第一3章8節にありますが、罪の第一原因者は悪魔で、その悪魔の業を滅ぼす目的で神の子イエス・キリストが現れたと書いています。そして、罪を犯す者は、悪魔から出た者とされてしまうのです。
それでも、心配しなくても大丈夫です。「子たちよ。あなたがたは神から出た者であって、彼らにうち勝ったのである。」とヨハネ第一4章4節にあるように、クリスチャンは神から出た者であり、彼ら(反キリスト)に打ち勝ったと書いています。つまり悪魔は反キリストを導いており、神はキリストを導いています。イエス・キリストを証ている者は神から出ているということです。
「愛さない者は、神を知らない。神は愛である。」(ヨハネ第一4章8節)これは、私が一番心に残っている聖句です。人を愛せないような人は、神を知ることができないようです。目に見える人を愛せないのであれば、目に見えない神を愛することは難しいでしょう。
愛というのは、この宇宙にある最大のエネルギーだと思います。愛情があれば、人に優しくして、見返りを期待せずに人類愛を示せます。困っている人を助けたり、お困りごとはないですか?と尋ねることもするでしょう。見知らぬ人にも、自分でできることをするかもしれません。
最後にヨハネはこのように言います。「愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。」(ヨハネ第一4章18節)完全な愛は、イエス・キリストが示してくれました。我々の罪の贖いとして自らの完全な命を神に差し出したのです。完全な愛は恐れを無くすことができるのです。