真理90
2024-08-07
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「テモテ第1の手紙」の次は「テモテ第2の手紙」です。この手紙はテモテに宛てて書かれていますが、真理を伝えています。どうやら、パウロは鎖に繋がれていたようで、テモテに急いで早く来てほしいと言っています。最終的にテモテに会えたのか、会えなかったのか分かりません。しかし、手紙の内容からすると処刑される日が近づいているような緊迫感があります。
「このことは知っておかねばならない。終りの時には、苦難の時代が来る。その時、人々は自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、高慢な者、神をそしる者、親に逆らう者、恩を知らぬ者、神聖を汚す者、無情な者、融和しない者、そしる者、無節制な者、粗暴な者、善を好まない者、裏切り者、乱暴者、高言をする者、神よりも快楽を愛する者、信心深い様子をしながらその実を捨てる者となるであろう。こうした人々を避けなさい。」とテモテ第二3章1~5節にあります。この「終わりの時」というのが1世紀以降の時代を指しているのか、今なのか、将来なのかはっきりはしていません。しかし、クリスチャンが「終わりの時」という場合は、神の裁きの時を指すことが多いようです。確かに人の心が時代と共にすさんできているように思います。
グローバリゼーションが世界中を席巻しています。今だけ、金だけ、自分だけと考えている人が多いように思います。そして神から離れて、神より快楽を愛していないでしょうか?また、信心深そうでいながら中身のない偽善者がいないでしょうか?この部分だけをみると現代に当てはまっているようにも感じます。
「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。」とテモテ第二3章16節にあります。旧約聖書と新約聖書の全部で66冊になりますが、これ全てが聖書とされてきました。聖書の聖典とされるにはそれなりの理由があります。まず、真理であること、文章に齟齬がないこと、それぞれの内容に統一性があること、神の御心と違わないことなどです。何百年も、発禁処分された聖書ですが、今日まで写本という形で残されてきたこと、世界中の言葉に翻訳されていること、何十億冊と発行されてきたこと、こうした点でも次元の違う本であることに間違いありません。多くの試練にあっても書き続けられたには理由がありました。そうです、人を教育し、調整して、正しいことを理解し、神の正義を知ることができるからです。
このような書籍が、今後生み出されることはまずないでしょう。真理を伝えていれば、その
真理が正しいか正しくないか歴史が証明してくれます。
イスラエル国民の歴史は、どうでしたか?神に従って行動していれば祝福されました。しかし、神に逆らって行動すると他国に滅ぼされました。真理は本当に単純なものです。是非とも神との関係を強めて、聖書を慎重に調べて、正しい生き方をし続けたいものです。皆様の上に神からの祝福がいつまでも留まりますように。アァメン(しかり、その通り)。