主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理89

2024-08-06

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「テサロニケ人への第2の手紙」の次は「テモテ第1の手紙」です。これはパウロからテモテに直接あてた手紙ですが、聖典として認められています。その内容は「わたしの真実な子テモテへ。」と挨拶を書いています。パウロは一生独身でしたから、比喩的な意味で我が子のように接していたのでしょう。テモテは確かに若かったのですが、エフェソスで監督の仕事をしていたようです。それというのも、この手紙がテモテに宛てたもので、監督職を捉える人の態度について規定しているからです。
「からだの訓練は少しは益するところがあるが、信心は、今のいのちと後の世のいのちとが約束されてあるので、万事に益となる。」(テモテ第一4章8節)と述べて、身体が健康であることに繋がるので、多少の訓練は益があるにしても、信心することは、今の命だけでなく将来の命を約束してくれるので、多くの益があるというのです。確かにそうでしょう。スポーツで体を壊してまでする必要はないでしょう。今では、例え動けない体でも電動の車いすがあったりします。そしてスポーツで体を壊して、そのような機器に頼って活動する人もいます。体でもそうですが、過度なストレスは万病の元です。
「神は唯一であり、神と人との間の仲保者もただひとりであって、それは人なるキリスト・イエスである。彼は、すべての人のあがないとしてご自身をささげられたが、それは、定められた時になされたあかしにほかならない。」とテモテ第一2章2,3節にあります。
これは、重要な真理です。神が唯一であることは、旧約聖書に何度も書かれたことです。そしてキリスト・イエスは神と人との仲介者でただひとりです。イエス・キリストが地上に完全な人間として降臨されたのは神の定めの時でした。このように、パウロは初めからの真理をテモテに思い返すようにしました。なぜなら、そのような真理と違うことを言い出した者たちがいたからです。
「これらの偽り者どもは、結婚を禁じたり、食物を断つことを命じたりする。しかし食物は、信仰があり真理を認める者が、感謝して受けるようにと、神の造られたものである。」とテモテ第一4章3節にありますが、偽善者がいたようです。偽善者は独身を強要したり、断食を強要したのかもしれません。イエス・キリストも述べていましたが、食事は感謝して食べるならば何の汚れを入れることにはならないのです。かつて、旧約聖書の言葉には食べ物を禁じたりしていましたが、それはキリスト・イエスが地上に来るまでのことでした。キリスト以降は、何の禁止もありません。結婚も禁止されていません。
現代でも、まだ旧約聖書の言葉を頑なに守っている人々もいます。キリストが人々を贖って罪を無きものにしてから約2000年です。それでも、人類はまだ氣付いていない人がいるようです。人々に真理が伝わることは本当に難しいのでしょう。でも、諦めません。「叩き続けなさい。そうすれば開かれる。」のです。