主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理88

2024-08-05

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「テサロニケ人への第1の手紙」の次は「テサロニケ人への第2の手紙」です。当然、パウロが書きました。テサロニケの人々は本当に熱心にクリスチャンとして活動していて、迫害にも忍耐していたようです。そのことをパウロは褒めて、パウロ自身もテサロニケの人々のことを祈っていると表明します。
しかし、クリスチャンを貶めようとする人達は、どこにでもいるようで、テサロニケでも例外ではありませんでした。テサロニケ第二2章2,3節に「霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によって、主の日はすでにきたとふれまわる者があっても、すぐさま心を動かされたり、あわてたりしてはいけない。だれがどんな事をしても、それにだまされてはならない。まず背教のことが起り、不法の者、すなわち、滅びの子が現れるにちがいない。」とあるのです。どうやら、パウロの手紙をまねした文章や霊感による言葉が後にテサロニケに人々の間で問題になったようです。主の日というのは、イエス・キリストが再臨するときのことを言っているようです。当時の人々も早く主の日が来て神の支配が全地に及ぶことを期待していたはずです。でも、そんなにすぐに主の日が来るわけではありませんでした。なにしろアダムの反逆からすでに4000年は経過してイエス・キリストが来られたのです。神の視点と人間の視点はかなり違うと思ってよいでしょう。なぜ、そんなに時間がかかるのかというと、人間の悔い改めに期待しているからです。神は強制は好みません。あくまで人間の自由意思で神の取り決めを支持してもらいたいのです。ですから、人間は簡単に考え方を変えないので時間がかかるのです。
さて、この聖句には「背教」「不法の者」「滅びの子」が現れるとあるのです。これらの実体は何でしょうか?聖書に書かれていることと違うことを説明している者は背教者かもしれません。聖書の述べること以外のことを伝える人もそうかもしれません。そうした人々は神からみれば「滅びの子」なのでしょう。つまり、神の国に入ることができずに神から滅ぼされてしまう人々です。
もしかしたら、1世紀当時もそうした人々がいたのかもしれません。ですから、パウロは緊急性を感じて「テサロニケ人への第2の手紙」を書いたのでしょう。
現代でも、そのような「不法の者」がいるようです。すでに主の日は来ているとか、精霊によって預言があったとか、聖書の聖典ではなく外典や偽典が正しいとか言っている団体はないでしょうか?そのような団体の活動には注意する必要があるかもしれません。どこの団体も自分たちの団体は正統であると主張しますが、神はすべてをご覧になって、正しい報いをすることでしょう。
イエス・キリストが死んで復活してから約2000年です。その間に色々な出来事がありました。神は全てをご覧になって、ふさわしい時に行動を起こすでしょう。それまで、我々は霊的に成長しつつ、待ち望むのが良いのではないでしょうか?