真理87
2024-08-02
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「コロサイ人への手紙」の次は「テサロニケ人への第1の手紙」です。かつてパウロはテサロニケ(ギリシャ北部都市)の人々を導いたようです。そして自分は行けないのでテモテを派遣します。テモテからの報告を受けて、パウロは迫害された人々を励まし強めるために書いたようです。
ここで、パウロは神の真理を伝えます。テサロニケ第1の2章9節で「あなたがたのだれにも負担をかけまいと思って、日夜はたらきながら、あなたがたに神の福音を宣べ伝えた。」とあるように伝道者であったパウロは自らの生活を続けるために職業についていたようです。伝説によると、朝から昼まで仕事をして、昼から伝道で会堂で話し、夜からは個別に人々に宣べ伝えたようです。まさに神の霊の力がないとできないような強靭な活動です。
さらにテサロニケ第1の4章13,14節に「兄弟たちよ。眠っている人々については、無知でいてもらいたくない。望みを持たない外の人々のように、あなたがたが悲しむことのないためである。 わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろう。」とあります。
眠っている人は死んだ人のことです。多くの人々は死んだら終わりと考えていますが、神の真理は違います。イエスが死んで復活したように、神はイエスと一緒に導き出す、つまり復活させてくださるようです。ここで注意したいのは、すべての人々が復活するわけではなさそうです。「下さるであろう」という未来完了形なので、将来復活する者もいればそうでない者もいるということでしょう。
多くの宗教では、こうした人間の死について、それを回避する思想を生み出そうとしてきました。輪廻するから死は悲しまなくて良いとか、死は来世への旅立ちに過ぎないとか、無から生まれたから無に戻るだけとかです。神の言葉はその点ではっきりしています。キリストが3日目に蘇った事実があるのだから、神には、人々を復活させる能力があることを証明しています。
しかし、そのような「主の日」はいつくるのでしょうか?これに対しても明確に書かれています。「兄弟たちよ。その時期と場合とについては、書きおくる必要はない。あなたがた自身がよく知っているとおり、主の日は盗人が夜くるように来る。 人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。」(テサロニケ第1の5章1~3節)ということです。でも心配する必要はないようです。「兄弟たちよ。あなたがたは暗やみの中にいないのだから、その日が、盗人のようにあなたがたを不意に襲うことはないであろう。」(テサロニケ第1の5章4節)とあるように、「光の子」なので霊的に目覚めていることによって不意にその日に直面することはないようです。