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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理81

2024-07-25

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ローマ人への手紙」の次は「コリント人への第1の手紙」です。これもパウロが手紙の形でコリント会衆に出したもののようです。コリントは商業都市で富を得て堕落していたようです。パウロはそのような都市で会衆を設立したのですが、その後の様子はあまり良い状態ではなかったようです。それで、コリントに行く前に手紙でクリスチャンを励まそうとしたようです。
コリントでは多くの問題がありました。性的不道徳や分裂・分派や結婚問題、仲たがい、食事での対立、律法の問題、復活の問題、聖霊の賜物等について的確に対応方法を述べています。その論拠をはっきり旧約聖書の言葉を当てはめています。
つまり、神は性的不道徳を許さないで処罰する。分裂・分派は神の民にふさわしくない。一つにまとまるべきである、神が一つであるように。結婚は独身でいるのも立派だし、結婚するのも主と結ばれるなら立派なことである。仲間同士で訴訟などありえない、むしろだまされていても良いではないか。食事は肉食や飲酒に関して規制はされていないが、仲間の心を弱らせてしまうならしないほうが良い。律法は正しいものだが、その完成はイエス・キリストにより達成されたので、律法に拘る必要はない。割礼とか外的な意味での律法を守るのではなく、内的な律法を守るほうが良い。復活がなければ我々の活動は無意味になる。イエス・キリストが復活の初穂であり、我々はそれに続くことを希望している。聖霊の賜物は一人ひとり違うかもしれないが、聖霊は一つであり、その働き方が違うだけである。異言があったり、預言があったり、癒しがあったりする。
このように、パウロは論理的に旧約聖書の言葉と現在のクリスチャンが行うべきことを明確に示しました。当時のコリント会衆の人々にも有益だったでしょうが、現在の人々にも有益です。
「愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。不義を喜ばないで真理を喜ぶ。 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。愛はいつまでも絶えることがない。」とコリント第1の13章4~8節にあります。これは愛の定義ともいえるものだと思います。本当に真の愛は自分の利を求めるものではないでしょう。そして信じているので忍耐します。希望があるので絶えることがありません。
これが本当の愛です。そしてそれを体現しているのが真の神であり、イエス・キリストです。
このような愛を全ての人が持つようになれば、あらゆる問題が解決するでしょう。愛は真理を喜びます。真実を求めるのが愛です。世の中には何と多くの不正や不真実や不作法があるのでしょう。愛の力でそうした不義を一掃すれば楽しい明るい世の中になると思いませんか?そうです、一人ひとりがそうすれば世の中は変わるのです。