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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理79

2024-07-23

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ヨハネ伝」の次は「使徒行伝」です。この書が「テオピロ」に向けて書かれたことで「ルカ伝」の筆者と同一人物と考えられます。「ルカ伝」と同様に正確な記述になっているので、医師のルカの記述でしょう。始めはペテロの活動、後半はパウロの活動になっています。1世紀の使徒たちが迫害にもめげずに神の言葉を各地に伝えた様子がわかります。
ペテロは五旬節の日に聖霊が天から下るのをみて、預言の成就だと言います。
「五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。」と使徒行伝2章1~4節にあります。そして「これは預言者ヨエルが預言していたことに外ならないのである。すなわち、『神がこう仰せになる。終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。その時には、わたしの男女の僕たちにもわたしの霊を注ごう。そして彼らも預言をするであろう。また、上では、天に奇跡を見せ、下では、地にしるしを、すなわち、血と火と立ちこめる煙とを、見せるであろう。主の大いなる輝かしい日が来る前に、
日はやみに月は血に変るであろう。そのとき、主の名を呼び求める者は、みな救われるであろう』。」(使徒行伝2章16~21節)とペテロは「ヨエル書」の2章28,29節を引用しています。
五旬節の日に異言を発した信者は、その後預言や幻や夢を見たようです。その後の使徒たちの活動をみると特にパウロに聖霊が注がれたようです。初めはイエスの信者を迫害していましたが、イエスの姿とその後の奇跡によってイエスの信者となります。そして、ユダヤ人から何度も命の危険にさらされながら、神の導きで苦難を乗り越えます。何度も伝道旅行をして、多くの場所に会衆をつくりました。最終的にパウロはカエサルに上告しました。なんの罪もないのにユダヤ人が偽りの告訴をしたからです。これは主であるイエス・キリストと全く同じような状況でした。使徒行伝はこうしたパウロの精力的な活動を余すところなく描写しています。
「ポプリオの父が赤痢をわずらい、高熱で床についていた。そこでパウロは、その人のところにはいって行って祈り、手を彼の上においていやしてやった。 このことがあってから、ほかに病気をしている島の人たちが、ぞくぞくとやってきて、みないやされた。」(使徒行伝28章8,9節)パウロも聖霊の力で病を癒したようです。そして「パウロは、~ たずねて来る人々をみな迎え入れ、 はばからず、また妨げられることもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えつづけた。」(使徒行伝28章30,31節)とのことです。