真理71
2024-07-02
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ハバクク書」の次は「ゼパニヤ書」です。ゼパニヤはユダのヨシア王の時代の預言者です。そしてゼパニヤ自身もヒゼキア王の子孫であることを明らかにしています。ですから時代は紀元前7世紀頃です。エルサレムの滅びの前に預言したことになります。
ゼパニヤ1章18節には「ヤハウェの激怒の日には銀も金も助けにならない。」とあるように神が一旦行動を起こし、エルサレムを滅ぼそうとした時には、銀も金も助けになりません。お金があれば世の中は何とか過ごせていけると考える人は多いことでしょう。実際に現代人はお金の亡者のようにお金に固執しているようです。確かに少しのお金は必要ですが、生活を維持する以上のお金は特に必要ないはずです。お金のために人生を送るのはとても寂しいことではないでしょうか?お金よりも大切なことは楽しんで生きることです。生きていても楽しみがなければつまらない人生になってしまいます。隣人を愛すること、神を愛すること、これを自分の人生で行っていけば楽しい人生が開けてきます。
人間はどうしても目の前の事柄に忙殺されてしまうと、人生の意味を見失ってしまいがちです。人生を楽しく過ごすには、他人を愛することです。自分を愛することは誰でもすると思います。自分を大切にするように他人を大切にすること。これが隣人を愛することです。そして、神は我々人類に自然という素晴らしい贈り物をしてくれました。地には作物が育ち、海には魚が泳ぎ、空には鳥が飛び、昆虫も飛びます。季節によって草木に花が咲き、天から雨を降らせています。毎日取り入れる空気や水も循環してきれいにしてくれます。このような自然に感謝するのは当たり前ではないでしょうか?そしてそうした自然は神が与えてくれたのです。しかも無償です。
ですから、我々は金に頼らず、神に頼ることが重要なのです。
預言者は将来のことにも触れます。ゼパニヤ3章17節で「あなたの神ヤハウェがあなたと共にいる。力強い神が救う。」とあるように、神に助けを求める人々は救われます。そして神ご自身が我々と共にいてくださるのです。これほど強い助け手はいないでしょう。なにしろ天と地を作られた方です。その膨大なエネルギーは想像できないほどだと思います。そのように神が共にいて救い出してくれるのであれば、何も恐れることはないでしょう。神の前には、銀や金もまるで何の役にも立たないものになるでしょう。つらいことから救い出してくださるのは神ですから、何もなくても心配することはありません。
実際に、お金をいくら貯めても命を延ばすことは難しいでしょう。お金を生み出すことに費やした日々はもうもどりません。人間が最期に悔やむことの一番は、もっと親しい人と色々話し合っていたかったというものです。過ぎ去った日々はもどりません。できるのはこれからどのような人生を選択するかということだけです。喜ばしい人生を送るにはお金より愛です。親しい人に愛を示すこと。自然(神)に感謝すること。そうすれば、きっとすばらしい人生を送れるための友達が周りにいるようになるでしょう。