真理69
2024-06-27
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ミカ書」の次は「ナホム書」です。ナホムもニネベの滅びを預言しています。今から2700年前のことです。短い預言書ですが、大切な事柄が示されています。それは「ナホム書」の1章2節です。「ヤハウェは全くの専心を要求する神、復讐する神。ヤハウェは復讐する。憤りを表そうとしている。」とあるように、真の神は全くの専心を要求します。それもそのとおりで、世の中には神と称する者が沢山あるのですが、真の神はご自身だけであることを知っているからです。
日本人は、永い年月のうちに色々な宗教が交じり合っているようですが、神道を基本にして儒教や仏教や密教等を巧みに混合してきたように思います。特に日本人は無宗教と公言している人が多いのですが、年末から年始にかけてクリスマスを祝い、除夜の鐘を聴いて、神社にお参りしているわけで、とても無宗教とは言えません。そして、そのような混合していてもどこかで共通していることを感じているようです。日本人が考える神とキリスト教等が教える神とは、言葉は同じでも違う事柄のようです。何しろ、人間でも死ねば仏様として神社が作られてきたわけです。そして、最古の神社といわれている大神神社は自然の山がご神体です。つまり、日本人は自分よりも高度な対象を神としてきたようです。
そのような日本人ですが、神道と仏教は似ているからと同じ敷地に神仏習合をしてきました。空海が持ち込んだ密教ですが、これには景教(キリスト教ネストリウス派)の影響もあったようです。このように、世界各地の教えを都合よく混ぜ合わせたのが日本人の宗教観のようです。それでも戦国時代にキリスト教が日本に改めて持ち込まれました。戦国大名でもキリスト教に宗旨替えをした者もいました。何でも良いものは取り入れる態度は良いのですが、神を大日如来としたり、死者に救いはない、といった間違った教えがあったようです。さらに、キリスト教と奴隷売買、日本侵略等が明らかになるとキリスト教を締め出し禁令を出します。こうして、明治を迎えるまでキリスト教は禁止されてしまったのです。
現代は、間違った翻訳もなく、日本侵略の意図もないことが明らかです。純粋に聖書を研究すれば、真理を解りやすく伝えているに過ぎません。そして預言の書であることです。ナホムは3章1節で「流血に満ちた都市には災いがある」とニネベを表現しています。さらに「この都市の度重なる売春のため。魅惑してうっとりさせる女呪術師は、売春によって国々を、呪術によって氏族たちをわなに掛ける。」と3章4節にあります。売春は、実際のことよりも真の神が認めていない呪術によってわなにかけることを非難しているようです。
それで、ニネベは流血の都市として、呪術によって人々を惑わすことに対して神は復讐するのです。ですから、こうした神が忌み嫌う、流血行為や呪術から離れることが賢明でしょう。真の神が望まれるのは、正しい行動だけです。