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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理64

2024-06-14

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ホセア書」の次は「ヨエル書」です。大変に短い書で、3章しかありません。それでも内容はかなり濃いものです。「ホセア書」からは小預言書とされています。それぞれが内容を参照しているようですが、どちらが先なのかはっきりとはしていません。西暦前8世紀から西暦前2世紀の間に書かれたようです。
ヨエルという名前には、ヤハウェは神という意味だそうです。「災いだ! その日が来る。
ヤハウェの日は近い。その日は全能者による破壊のように来る。」と1章15節にありますが、イスラエルの滅びの警告をしています。その後、「ヤハウェは民に答える。『私はあなたたちに穀物と新しいぶどう酒と油を送る。あなたたちは十分に満たされる。私はもうあなたたちが国々の中であざけられるようにはしない。』」(ヨエル2章19節)とあるように回復の知らせもしています。
さらに、「その後,私は聖なる力をあらゆる人に注ぐ。あなたたちの息子や娘は預言し、
老人は夢を見、若者は幻を見る。その時、私は聖なる力を私の男奴隷と女奴隷にも注ぐ。」と2章28,29節にあります。
これは1世紀のクリスチャンが体験したようです。使徒行伝の2章16~18節に「これは預言者ヨエルが預言していたことに外ならないのである。すなわち、『神がこう仰せになる。
終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。その時には、わたしの男女の僕たちにもわたしの霊を注ごう。そして彼らも預言をするであろう。』」とあります。
この時に、「突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。」(使徒行伝2章2~4節)とあるように天から神の精霊が注がれた様子を描いています。すると、精霊に満たされて異言を語りだしたようです。
ですから、何世紀もの間を隔てて神の預言の成就がなされたわけです。
1世紀において、エルサレムはローマ軍によって滅ぼされました。クリスチャンも各地に逃げたようです。そして各地でイエス・キリストの教えを広めました。そのように、滅びの前には神は必ず警告の知らせを預言者を通して行います。そして、1世紀に精霊を受けたクリスチャンは異言を語ったのです。その内容は預言の言葉もあったようです。
現代は、そのような異言の能力がなくても翻訳のコンピュータソフトがあれば簡単に自国の言葉で聖書を調べることができます。また、音読してくれるサービスもあります。このように文明の機器を使えば、簡単に聖書の内容を調べることができます。私もインターネットで聖書の内容を検索して、最適な解釈ができるようにしています。困難な世界でも、努力すれ報われると思います。「叩けよ、さらば開かれん。」だと思います。(マタイ伝7章7節)