真理63
2024-06-12
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「ダニエル書」の次は「ホセア書」です。ホセアも預言者です。主にイスラエル王国で預言をしていたようです。そして、神からの警告を伝えています。
「この土地には、真実も、揺るぎない愛も、神についての知識もないからだ。偽りの誓い、うそ、殺人、盗み、姦淫がはびこり、流血行為が相次いでいる。」(ホセア4章1,2節)
とあるように、当時のイスラエルはかなり不正と不法があったようです。聖書で姦淫という言葉がありますが、実際の姦淫もあったでしょうが、真の神から離れて異教の教えに従うことが、神から見て姦淫としたようです。その証拠に「私は売春についてあなたたちの娘に、姦淫についてあなたたちの嫁に責任を問うことはしない。男たちが娼婦と一緒に出掛け、神殿娼婦と一緒に犠牲を捧げているからである。」(ホセア4章14節)
ここで、あなたたちはイスラエル国民で、神殿娼婦と一緒に犠牲を捧げている描写があります。つまり、イスラエル国民が異教の教えによる犠牲を捧げることが姦淫であるとしているのです。
このようなイスラエル王国はアッシリアによって滅ぼされました。しかし、神はイスラエル国民が滅びるのを喜んでいるわけではありません。何度も預言者を使わして警告を与えてきたのです。それでも頑なに神から離れてしまった国民を、他の王国の武力で滅ぼすことを許すしかなかったのです。何度も悔い改めて神のもとに戻るように言っていました。
「大軍を率いる神ヤハウェ、ヤハウェという名で神は記憶される。神のもとに戻れ。揺るぎない愛と公正を守れ。希望を抱いていつも神を待て。」(ホセア12章5,6節)
ですから、真の神はイスラエル国民を見放したわけではなく、いつでも神のもとに戻ることを勧めているのです。そして神への揺るぎない愛を示して、公正な生き方をすることです。
さらに、希望をもって神の援助を待つ辛抱強さも必要ということです。
日々の生活で、どうしても目の前の事柄だけで頭が一杯で、目に見えない事象には何の関心もない人が多いと思います。確かに現代の生活は毎日が目まぐるしい勢いで変化していますから、直接関係のないような霊的な事柄に気持ちを向ける余裕がないのかもしれません。
それでも、一度立ち止まって周りの世界を考えてみましょう。忙しいだけの生活、何の楽しみや喜びのない生活、不正がまかり通っている生活、嘘、殺人、盗みがはびこっている生活、
そのような世界であれば、生きがいも喜びもありません。自滅する世界なのでしょうか?
是非、神様に祈ってみましょう。目には見えないエネルギーが宇宙にあることは科学者も認めています。
祈りには力があります。宇宙は愛のエネルギーで満ちているようです。そんな宇宙のエネルギーに繋がるのが祈りです。イエス・キリストも「神は霊であるから、礼拝をする者も、霊と真とをもって礼拝すべきである。」(ヨハネ伝4章24節)と言っています。心から真理に沿って祈ることによって神に近づけるようです。