真理62
2024-06-11
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「エゼキエル書」の次は「ダニエル書」です。ダニエルも預言者です。ダニエルはバビロンに捕囚されましたが、知恵があり王の宮殿に仕えます。そしてバビロンの滅びを経験し、キュロス王の1年まで70年ほど預言を伝えました。高齢になるまで、それぞれの王に忠節に仕えたようです。しかし預言の内容はかなり強烈です。
バビロンのネブカデネザル王は、ある夜に夢を見ますが、内容は忘れてしまいます。それなのに賢人たちに夢の解き明かしをしろと命じます。解き明かしができなければ死罪です。
とんでもない命令ですが、昔の王は独裁者ですから、どんな命令もできるわけです。それで、バビロンの賢者は誰もわかりません。ダニエルは神に祈る時間をとって神の解き明かしを伝えます。
王の夢は巨大な像で、頭が金、腕と胸は銀、腹とももは銅、すねは鉄、足は一部が鉄、一部が粘土でできていました。これの解き明かしは、王国の興亡でした。金はネブカデネザル王のバビロン、銀はメディアペルシャ、銅はギリシャ、鉄はローマ、一部が鉄、一部が粘土は今の英国と米国のようです。確かに歴史を調べるとそのように王国が興亡してきました。新バビロニアはメディアペルシャに滅ぼされ、メディアペルシャはギリシャに滅ぼされ、ギリシャはローマに滅ぼされました。近代になって英国が世界を植民地にし、新大陸と称して米国を建国しました。現在もその地位は世界1です。その、英国と米国ですが、鉄のように強い部分と粘土のように弱い部分があります。軍事力では世界1ですが、移民が多く政情不安があります。このように王国を的確に描写しているのがダニエル書です。
最後に「天の神は決して滅ぼされることのない王国を建てます。その王国はほかのどんな民にも渡されません。これらの王国を全て打ち砕いて終わらせ、その王国だけが永遠に存続します。」(ダニエル2章44節)とあるように、神の王国が天から地上に降りて来るようです。その時はいつになるか分かりません。でも、天の王国は決して滅びることがありませんから、永遠に地上にあることになります。そして、すべての王国を打ち砕いて終わりにするようです。神の王国ですから、完全な政府であることに間違いないでしょう。現在の不完全な政府は一掃されるわけでから、独裁者はいなくなるでしょう。不安定な政策もないでしょう。税金とかの負担もなくなるかもしれません。当初、神が予定していた人と動物や植物の関係も改善されるでしょう。食料不足もなければ、エネルギー不足もなくなるでしょう。人々は健康な身体を回復することができるでしょう。人々が楽しく明るく暮らせる生活になるでしょう。そのような世界は神の王国でないと実現できないと思われます。そのような世界で暮らしてみたいと思いませんか?
きっと神は、そのような世界を約束しているのですから、その世界に生きることができるでしょう。まさしく、世界がエデンの園のようになるのです。エデンとは楽しみという意味です。真理を知れば、エデンの園が実現するのです。