真理58
2024-06-03
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「雅歌」の次は「イザヤ書」です。預言者のイザヤが記録しました。預言者は神からの言葉を預かった者です。予言者や予見者とは違います。「わたしはだれをつかわそうか。だれがわれわれのために行くだろうか」。その時わたしは言った、「ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください」(イザヤ6章8節)にあるように神から任命された者です。
そして、預言の書には多くの予言が述べられています。例えば「乙女が妊娠して男の子を産み、インマヌエルと名付けます」(イザヤ7章14節)はマタイ伝1章20,21節にある「妻マリアを迎え入れることを恐れてはなりません。妊娠しているのは聖なる力によるのです。彼女は男の子を産みます。イエスと名付けなさい」とみ使いがヨセフに話して成就します。インマヌエルは、神われらと共にいます、という意味です。イエスは、ヤハウェは救い、という意味です。呼び方は違うかもしれませんが、処女から聖なる力で生まれたことが重要だと思います。
イザヤ書53章12節に「これは彼が死にいたるまで、自分の魂をそそぎだし、とがある者と共に数えられたからである。しかも彼は多くの人の罪を負い、とがある者のためにとりなしをした。」とあるようにイエス・キリストが当時の国民から冤罪で死罪を言い渡されて悪人として死刑になり、これによって我々の罪を贖ってくれたことが預言されたのです。ヨハネ第1の書の2章2節に「イエスは私たちの罪を償うための犠牲です。私たちの罪だけでなく、全人類の罪のためです」。とあるように、この預言も成就しました。
さらに、「見よ、わたしは新しい天と、新しい地とを創造する。さきの事はおぼえられることなく、心に思い起すことはない。」とイザヤ書65章17節にありますが。これは黙示録の21章1節の「わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。」と同じ表現があります。イザヤ書も預言の書ですが、黙示録も1世紀に使徒ヨハネが書いた預言書です。700年の時を隔てて神のお考えは変わらないことが分かります。イザヤ書65章22節には「彼らが建てる所に、ほかの人は住まず、彼らが植えるものは、ほかの人が食べない。わが民の命は、木の命のようになり、わが選んだ者は、その手のわざをながく楽しむからである。」とあるように楽園が再びもたらされることが描かれています。
これまでに、神の約束したことが果たされなかったことはありません。預言されたことは全て成就しました。神は嘘をつくことができません。神は常に神と和解することを望んでいます。和解するための手段としてイエス・キリストを地に送り、我々の罪を全て帳消しにしました。あとは、このイエス・キリストと神に感謝して日々の生活を送るようにしましょう。「新しい天と新しい地」がいつ到来するかは、誰にも分かりません。ですから、その日が来るのを待ち続けることです。でも、もしかしたら我々が生きている時代に起こるかもしれません。世界の情勢を見ると、意外と早いかもしれませんね。