真理55
2024-05-24
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「詩編」の次は「箴言」です。箴言とは格言のことで、ソロモン王が書いたとされています。ここには、皆様もよくご存じの言葉があります。
「正しい人は7回倒れても,また立ち上がる」箴言24章16節にありますが、これは七転び八起きのことですね。誰でも失敗や間違いで地に倒されたようなことがあったとしてもまた立ち上がれるとしたら、それは正しい事を行っているからでしょう。
「すぐに怒る人は愚かなことをし」と箴言14章17節にありますが、これは短気は損気のことですね。短気な人は物事を深く考えようとしない傾向があります。それで、ついかっとなって暴言を吐いたり暴力を振るったりします。その結果は自分で刈り取ることになるのですが、とても辛い経験をすることになります。
「穏やかな心は体に良く、嫉妬は骨を腐らせる」と箴言14章29節にありますが、健全な精神は健全な肉体に宿るということでしょうか?精神と肉体は切り離せないものです。肉体が傷つくと精神にも悪影響があります。病気になってうつ状態になることもあります。反対に嫉妬のように根深い感情が続くと頭痛や不眠や胃腸障害や骨の形成不全が起こるかもしれません。
ソロモンは知恵と栄華に恵まれた王でした。それでもこの箴言の9章10節で「知恵はヤハウェの畏れから始まる」と語りました。知恵は知識を活用することです。畏れは敬虔な感情からくる敬う気持ちです。つまり、創造主である神に対して自分の立場は本当に小さな存在でしかないので、神に従順になることだと思います。それが知恵というものなのでしょう。宇宙を創造した神の知恵に素直に従う態度が大切だと思います。
箴言23章32節~35節には「ぶどう酒の赤色を見てはならない。それは杯の中できらめき、滑らかに流れる。それは最後には蛇のようにかみ、毒蛇のように毒を分泌する。目は異様なものを見、心はゆがんだことを話す。そして、海の真ん中に横たわっている人のように、
帆柱のてっぺんに横たわっている人のようになる。「たたかれたが、気付かなかった。殴られたが、分からなかった。私はいつ目覚めるだろうか。もう1杯飲もう」。
このように、古代でもお酒に酔う人は居て、現代でも全く同じです。お酒を見ると飲みたくなって、人から叩かれても、殴られても氣付きません。そしてもう1杯飲もうとするのです。これは本当によろしくないことですね。私も経験がありますが、異様な物が見えたりおかしな言動をしたり、自分ではまともなことをしているつもりですが、心も体も正しく制御できずに、酔いから覚めると後悔しかありません。
箴言には「有能な妻を誰が見つけられるだろうか。彼女はサンゴよりもはるかに貴い。」(31章10節)という格言もあって、しっかりした妻を持つことは宝石よりも価値があると書かれています。長年夫婦で過ごしているとその価値を見失うことがあるかもしれません。妻を宝石のように大切するのは、神からの言葉のようです。