主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理40

2024-04-11

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「民数記」の次は「申命記」です。これは神からの指示をもう一度確認するためにモーセが記したとされています。多くの律法が与えられましたが、それがどういう意味で決められたか理由を明らかにしています。当時のパレスチナ地方は多くの民族が互いに戦争をしていたようです。かつてのイスラエル民族はパレスチナに居住していとのですが、飢饉のためにエジプトに移住していました。エジプトでの生活はそれなりにしていたのですが、どうしてもエジプトの王としては、異民族がエジプトにいて人口が増えていくのに苦々しく思い、奴隷のような苦役をイスラエル民族に課しました。それで、イスラエル民族は神に救いを求めたのです。そのときに任命されたのがモーセでした。
モーセは兄のアロンと、エジプトの王に掛け合い、何とかイスラエル民族を開放するように願います。頑ななエジプトの王は認めようとしません。それで、エジプトに10の災難を起こすことによって、エジプトから脱出できたのです。
しかし、イスラエル民族は、神に反抗してエジプトでの生活に戻りたいといい始めます。人間は「のど元過ぎると熱さを忘れる」ように、エジプトでの奴隷状態を懐かしむような言い方をしたようです。これに対して神は怒ります。救いを求めていたので、救い出したのに不平を言うようになったからです。そのため、イスラエル民族は40年間荒野をさまようことになります。神からすれば、当然のしうちのようにも思えます。誰でも神に感謝しない者には当然の報いを得るのです。
モーセも罪を犯しました。大勢のイスラエル民族が生きるためには荒野でも水が必要です。モーセは神に水を得させてくださいと訴えます。その時にモーセは神が水を与えたのではなく自分が水を与えたようにしてしまったのです。そのためにモーセは約束されたパレスチナに入ることができなくなりました。
これは一つの教訓です。たとえ、モーセのような温厚な指導者であっても、神に感謝しない者は、返報を受けるということです。モーセは大変な努力をしましたが、常に神に感謝しない者は排除されてしまうということです。
そして預言の言葉として「たといあなたが天のはてに追いやられても、あなたの神、主はそこからあなたを集め、そこからあなたを連れ帰られるであろう。」とあります。西暦70年にイスラエルはローマによって滅ぼされました。しかし、西暦1948年にイスラエルは建国されて1900年ぶりに再び国家として承認されたのです。その間にイスラエル民族は各地に放浪していたにも関わらず建国の意思を貫いてきたのです。そして、聖書の預言の言葉を信じてきたのです。
神の預言は、神から預かった言葉であり、100%成就するのです。