真理36

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
人類の創造は完璧に行われました。問題が起きたのは人類に罪が入り込んだからです。エデンの園は美しい果樹園だったようです。すべての木の実を食べてよかったのです。ただし、善悪を知る木の実は食べてはいけないと神は最初の夫婦に言いました。これは何も制限を設けたわけではなく、人間は神から比べて劣っている部分があって、善悪は神が決めることであることを明らかにするためでした。しかし、最初の夫婦であるアダムとエバは神に逆らいました。もっとも蛇がエバをだまし、アダムも妻を失うことを恐れて同じ罪を犯しました。
これが原罪と呼ばれているものですが。この最初の人間夫婦から生まれた子孫はすべて罪を負っているということになります。神は完全な方ですから、間違いを犯すことはありません。間違いを犯すのは被造物です。蛇は人間と会話するようには造られていません。つまり蛇を用いてエバをだまそうとした被造物がいたのです。これがサタンです。天使の一人としての被造物で地球を管理していたのでしょう。なぜか神に反抗しようとして自分の主張が正しいと思い込んでしまったようです。つまり人間は神から離れて自分たちで善悪を決めたほうが幸せになるという主張です。
すでにサタンの主張は間違っていることは明らかです。エデンの園で楽しく暮らしていた日々は過去のものとなりました。園を追われたので、命の木の実を食べることはできず、年老いて死ぬようになりました。アダムは働いて作物を得なければならなくなりました。エバは出産の苦しみと夫を慕い夫に支配されるようになります。
神との約束を破った結果が今の人類です。この最初の罪の過程において、人間の弱さを認めなければなりません。
第1に神に逆らって独立することは悲惨な結果をもたらす。
第2に女性は蛇が話すという事象を疑わずに騙された。
第3に男性は女性である妻を失うことを極端に嫌い、失うなら死んだほうが良いと思った。
このように、男性も女性も人間であることゆえに弱さを持っています。神の決定したことに疑いの心をもってはいけないと思います。その当時は神と直接話ができたようです。そのような特権があったにも関わらず、自分で善悪を決めるという選択をしてしまったのは何と愚かなことだったのでしょう。
でも、我々はこうした夫婦の子孫なのです。不完全な心をもっているのです。生まれながらに罪を犯す傾向をもっているのです。それで、自分が犯す罪についてある面ではしかたのないのかもしれません。しかし、イエス・キリストはこうした原罪を帳消しにするために贖いとして自らの命を犠牲としたのです。このことによって我々の罪はなかったことになりました。今からは、そうした神の取り決めに従い、イエス・キリストの犠牲に感謝して生きれば良いのです。すべては人類を愛している神の御心の表れです。