真理31
2024-03-16
皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
哲学者のソクラテスは「無知の知」と言って自分がまだよく知らないことを理解していることが英知であると話しています。ソクラテスは真理を知りたい欲求が強くて、当時の人々に質問をして答えを得ようとします。その質問が誰も答えられないことを知って、まだ真理を知りつくせないのだと感じたようです。質問された方はたまりません。真理を知り尽くしている人はいないからです。それで、人々の反感を買ったソクラテスは偽りの訴えで死を受けいれることになりました。
ソクラテスほど必死に真理を得ようとしなくても、日々の生活は送れるでしょう。それでも「魂の探求のない人生は、人間にとって生きがいのないものである」ともソクラテスは言っているように真理を探究することは魂にとっても生きがいに繋がると思います。
難しいことはなるべく考えたくないと思うかもしれませんが、誰でも一度は「なぜ生きるのか?」「人間の生きがいは何だろう?」考えたことがあるはずです。そうした答えを見つけた人は幸せです。でも真理はとても多くの事柄が関係しています。人間が生きていくのに必要な事柄もあれば、直接的にはあまり関係のない事柄もあるでしょう。
例えば、地球が太陽の周りを1年かけて回っていますし、1日24時間かけて自転していますし、地軸が24.5度傾いています。これらのおかげで春夏秋冬の四季を作りだし、朝昼の交代や太陽の恵みもあります。
このような太陽と地球の関係は近代になって解ってきたのですが、古代の人々も日時計とかで時間を理解していました。太陽がなければ作物は育ちませんし、水の循環がなければ生きていくこともできません。これらも宇宙と自然の法則のおかげで起きているのですが、それらを発見した科学者は興奮したでしょうし、魂に満足感を得たことでしょう。
古代の人々は、そのような宇宙の法則を知らなかったにしても、季節の巡りや作物の生育で時を理解していたはずです。特に農業生産にとって、季節や気候を知ることは死活問題だったと思います。ですから、真理を知っておくことは生活に直結していたのです。
現代では、そのような知識を得ていて、天気予報もできるようになり、色々な基準値を参考にすることもできています。
でも、一度考えてみましょう。このような宇宙の法則や自然の摂理は勝手に生み出されたものでしょうか?誰かが時計を見たら、誰かが作ったと思うでしょう。それより大きな天体の動きで時間を作っている現象は誰かが作ったのではないでしょうか?
それを、聖書では神だと言っています。「あなたは、朝に命じて太陽が昇るように仕向けることができるのか。暗闇に紛れて、悪しき行為を行う者を一層させるよう、光に命じたことがあるのか。」とは神の言葉です。確かに我々の力で太陽や地球の動きを調整することはできません。このような力を行使できるのは神だけではないでしょうか?
太陽や星々を見るときに少し考えてみましょう。