主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理10

2024-01-23

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
釈迦、孔子に続いてイエス・キリストの言葉を考えたいと思います。これは主に新約聖書に書かれており、弟子たちが4つの福音書にまとめています。日本は神道、仏教の国ですから聖書を読むことはあまりないと思います。今後、西欧の人たちと交流することが増えると思いますが、彼らは基本がクリスチャンで、宗派が何かで別れていたりします。カトリックやプロテスタントや新興の派閥があったりします。それで、聖書に書かれているイエス・キリストの言葉を調べてみましょう。
「汝の敵を愛せよ」は有名な言葉ですが、これを実践するには相当な覚悟が必要でしょう。確かに実際の生活の中で敵対するような人に会うことがあります。家族の中でもそうですし、隣近所の人といがみ合ったりすることがあるでしょう。
何故、敵対するのか考えてみましょう。それは、自分の考えが正しくて、相手の考えが間違っている。だから正しい自分の考えを相手に判らせようとして敵対するのではないでしょうか?確かに自分の考えの正当性は自分だから判ることですが、相手には相手の正当性があるかもしれません。そうであれば、どちらが正当なのか判断するのは難しいのではないでしょうか?自分の正当性は自分だけにしか判らない正当性でしょうし、相手の正当性も相手にしか判らない正当性かもしれません。つまり正当といえるのは、それぞれの勝手な思い込みでしかないのかもしれません。
思い込みであれば、お互いに話し合って、どちらの正当性がより正当なのか?あるいはまったく違う正しい事実があるのか確かめる必要があるでしょう。思い込みは、誤った情報で判断していることが多いと思います。どうしても自分のことは主観的で客観的に観ることは難しいのです。それで、自分の考えが客観的にも正しいと判断するためには、他者の意見を聞いてみることです。自分はこのことをこのように捉えたけれど間違っていないですか?と聞いてみれば良いのです。色々な人に聞けば、色々な意見があるでしょう。賛成もすれば反対もするかもしれません。100%賛成となった場合はかえって情報が操作されている可能性があります。賛成、反対がほぼ半分というのが事実に近いかもしれません。
それで、そのように自分の考えが正しいかどうかは、その時々で変わるかもしれませんし、見方を変えれば、逆の答えになるかもしれません。そうであれば、敵対する人に対しても、貴方はそのように考えたのですね。ご意見ありがとうございました。と言えるかもしれません。自分とは違った見方をしてくれた人に感謝するようになるでしょう。何故なら、自分では見えなかった見方をしてくれたからです。そうすると、敵対している意見が、事実を確認するための貴重な意見となるわけです。そして、話し合いを続ければ、お互いの理解が深まるのではないでしょうか?
イエス・キリストは、このようにして争いを起こすことがないようにと「汝の敵を愛せよ」と言ったのかもしれません。