主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理2

2024-01-10

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
真理はまことのことわりのことですが、この宇宙にある法則のようなものと考えて良いかもしれません。
時間や空間や運動の法則もそうですが、我々が理解できるのはそのほんの一部分だけだと思います。無機物ですらそうですから、有機物、生物の真理はさらに複雑だと思います。ですが、我々が無意識に行っていることですら、コンピューターにさせようとすると大変なことになります。例えば、自転車に乗って、ペットの犬のリードを持って運転することは何気なくできるかもしれませんが、これを機械に行わそうとするとかなり困難です。
我々が生きて活動することのほとんどが無意識に行っていますが、これは脳が一度獲得した神経経路によるメモリーを使うので、毎回同じ指令をしなくてもすむように省エネルギーですましているからです。もし、毎回毎回脳が意識して指令を出さないといけないと脳はその容量を超えてしまうのでオーバーヒートしてしまうでしょう。
そのように脳の活動は省エネモードで働いているのですが、それは脳の容量に余裕を持たせるためです。そうしないと、緊急時に咄嗟の判断ができなかったりするからです。例えば、予想もしなかった時に事故に巻き込まれると、普通の人はパニック状態になり、冷静な考えができなくなります。いわゆる頭が真白になってしまうのです。パニックを抑えるには日ごろから、冷静沈着に行動するにはどうすれば良いのかシュミレーションしておくことです。そうすれば、想定外のことが起きても、冷静に事実を認識できるでしょう。災害時はこの行動をする。事故にあったらここに連絡する。家族で集合場所を決めておく。できることは実際にしてみるのが一番良いと思います。避難訓練、災害伝言ダイアル、合言葉を決める、楽しみながらできると良いですね。
日本は災害大国なのです。その災害を生き残ったのが、今の日本人です。ですから、日本人のDNAにはそうした生き残りの遺伝子が受けつながれているはずです。日ごろからそのように意識していれば、大丈夫、きっと生き残れます。
生きるためには、必要最低限のものがあれば何とかなります。最低3日間の食材はローリングストックしておきましょう。簡易トイレを用意して水がなくても衛生を保てるようにしましょう。保存水は1日3リットルを目安に確保しましょう。サバイバルゲーム感覚で1年に1度は電気、水道、ガスが止まった時を考えて、排せつや食事を実際に行ってみるのも良いと思います。
もし、スマホが使えなかったらどうするか?テレビ、ラジオが使えなかったらどうするか?火事が起きたらどうするか?こうしたことを考えてみることが減災につながるのです。かつて関東大震災では、朝鮮人が井戸に毒を入れたという何の根拠もないうわさによって関係のない人たちまで殺されたという史実があります。パニック時こそ、冷静に事実を確認しないといけないのです。真理は史実から明らかになることがあります。