主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 良いニュース14

2023-12-12

皆様、良いニュースです。そして悪いニュースです。
どんなニュースにも表面と裏面があります。自分の能力だけでは、事実の全貌を知ることはできないでしょう。その現場に居たとしても、自分が得られる情報は感覚器官に左右されます。視覚情報が一番大きいと思いますが、聴覚や触覚も重要です。感覚器官だけではなくもしかしたら波動を感じるのであれば、それも情報です。
その場に居てさえ、情報は不十分です。まして、その場に居ないのであれば、得られた情報ははるかに少ないのです。ですから、情報源や情報の確からしさは常に厳しく精査したほうが良いでしょう。
人間の感覚器官は、他の動物と比べるとかなり貧弱です。鷹は400M先の獲物を見ることができますし、犬は人間の1万倍の嗅覚を持っています。蝙蝠は12万Hzの音が聴こえるそうです。ですから、人間の感覚器官だけに頼るのは、あまり意味がないかもしれません。人間は機械を創り出して、人間の能力以上の情報を得られるようにしてきました。望遠鏡や顕微鏡や電波望遠鏡等ですが、それでも全ての情報を取り出しているわけではありません。星空を見ても、それは何百万年も前の光を見ているに過ぎません。今、その恒星がどうなっているかは分かりません。宇宙も解明できていなければ、ミクロの世界の解明もできていません。
これは、自分たちが、現実だと思っているものは、ただ、感覚器官がそのように脳に伝えて脳が勝手に生み出した幻想かもしれません。自分の脳がそのような幻想で思考しているのであれば、他人の脳もそうしているのであり、全世界の人間がそのような幻想の思考で行動しているに過ぎないのです。
自分は生きていると思うのも幻想であれば、自分が死んでいると思うのも幻想なのです。
つまり、人と人との会話や活動も幻想の世界で行われていることになれば、自分と他人との関わりにおいて、窮屈な理論は必要ないのではないでしょうか?
全てが幻想なら、自分は好きなことをして今を楽しめば良いのではないかと思います。
こう考えると、人間関係がとても楽になります。自分の考え方も幻想ですから、今日はこんな事を考えました。明日はまた違うかもしれません、と幻想で考えます。他人から嫌な言葉を言われても、あの人は幻想でそのように考えたのか、と幻想で思考します。
要は幻想と幻想の関わりに過ぎないのですから、今日、今はこうすれば良いのではないか、また明日になればよい考えが幻想で浮かぶかもしれない、と幻想で思考します。
つまりは、お互いが夢の世界で関わっているだけですから、何もムキになって論じ合うこともないでしょう。でも夢の世界で論じ合うのが楽しいのであれば、否定はしません。好きなだけ論じ合ってください。論じることで氣づきがあれば、良い結果を生むかもしれません。「胡蝶の夢」と思えば、人生も楽しくなると思います。夢の中は自由があります。何しろ飛んだり、未来に行ったりできるのですから。