健幸17
2023-11-01
皆様、お元氣ですか?
前回は口癖から意識の傾向が判ることを考えました。今回は、健幸の維持について考えたいと思います。心と身体は密接に繋がっていますから、心が折れた状態になると身体も機能が低下してしまいます。また、身体に病気が見つかると心も弾むことなく沈み込んでしまいます。
それでも健幸を維持していくためには、やはり心の状態が平穏であるようにしないといけないのです。怪我をすれば痛みもありますし、苦しい思いをしますから、どうしても心も落ち込んでしまいがちです。そのような状態でも、病気になったのは、身体からの印だと思うことが必要です。
すべの現象には原因があります。そしてその因子が何らかの接点が重なると結果がでるのです。簡単な話だと、花の種を蒔けば、花が咲くかもしれません。それでも適度な温度、湿度、栄養等の環境が揃わないと開花しないでしょう。
病気も、いくつかの原因子と環境因子が結びつくと起こるものです。風邪も風邪のウイルスだけでは発病しません。ウイルスを体内に入れてしまい、寒い環境で過ごし、それでも何の手当もしないことで発病するのです。ですから、風邪一つ引かないという人は生まれ持った免疫力もあるのかもしれませんが、風邪ウイルスを入れない、増やさない、予防することをしているのでしょう。
病気の原因は色々なストレスと言われています。つまり身体にとって有害物質と接触し、そのまま放置してしまうと病気として現れるのです。病気にならない人は、自分の体についてよく知っていて、体調が悪そうだと未病の段階で休養したり、栄養をつけたりしてストレスを開放することをしています。
健康な人というのは、そのようにストレスに対して自分の状態がどの位置にあるか理解できる人です。ですから、自分一人で頑張るような無理はしませんし、必要な睡眠や休養を無視したりしません。自分のことが良く判っているので、これ以上は限界なので誰かに頼もうとしますし、誰かに相談して仕事量の調整をしてもらうでしょう。
人は一人では生きられない生物です。人に大切なのは「あ、ご、た」です。ありがとうの「あ」、ごめんなさいの「ご」、たすけての「た」、です。皆、誰かの世話になっているので、ありがとう。誰でも失敗するので、ごめんなさい。誰でも限界はあるのでたすけて。
こうした、言葉を意識してみるといいかもしれません。日常生活で感謝の言葉を使っているかな?失敗したときは素直に謝っているかな?自分の限界を感じたら誰かに助けを求めているかな?
毎日の生活で、こうした自問をしてみて生活を省みてはどうでしょうか?きっと何かの気づきがあって、改善点が見つかるかもしれません。そのような毎日を続けていれば、きっと健幸になれるはずです。