主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 敬愛主義16

2023-09-24

皆様、お元氣ですか?
敬愛主義について色々と述べてきました。皆様もきっと、今後の世界にとって必要なのは敬愛、つまり天の働きに敬意をもち、他人を自分のように愛することが最善の道であることに同意されるのではないでしょうか?現代は余りにも間違った情報があふれています。間違った情報では正しい判断はできません。間違った情報では正しい道を歩むこともできません。正しい道を歩まなければ、幸せな人生を送ることもできません。
ですから、正しい情報を得なければ幸せにはなれないのです。
正しい情報はどこにありますか?新聞?テレビ?ラジオ?口コミ?インターネット情報?どこにもないかもしれません。正しい情報は、多分皆様の心にあるのではないでしょうか?
自然の美しさに感動する。人の親切に感謝する。人が記した文書を読む。こうしたことで正しい情報が得られます。人間の脳は複雑ですが、原始脳と呼ばれる本能に近い感覚は嘘をつくことはないでしょう。自然の感覚を重視すればいいのです。
大脳皮質は生まれてからの経験に基づいて形成されます。火に近づくと火傷する。嘘をつく人は今後も嘘をつく。科学的な実験で証明されたことは今後も起きる。とかそういうことです。
しかし、現代人は余りにも大脳皮質に偏りすぎです。もっと原始脳を生かして、好きなことは好き、嫌いなことは嫌いと、自分の感覚を重視すべきではないでしょうか?
私が考えるに、脳の発達により、まず情報が入ります。これは知識として蓄えられます。知識を用いて知恵を得ることができます。知恵によって正義がわかります。正しい情報か正しくない情報か選別できるのが知恵です。そうすると正しい情報から何を信じれば良いかが分かります。正義から信義が導かれます。信頼関係はこうして構築されます。誰でも信用できる人と信用できない人を区別すると思いますが、これは嘘をつくか嘘をつかないかで区別しているでしょう。信頼関係があれば礼節を示します。これは誰でも信頼できる人にお礼をしたり、節度ある態度を示したりすると思います。この礼節はルールとか法則とか言ってもいいかもしれません。相手が人間だけとは限りません。自然法則もそうです。自然法則に逆らえばケガもします。重力に逆らって飛ぼうとしても限界があることが証明されています。こうして自然法則、人との礼節が上手に使えるようになれば、仁徳が得られるでしょう。
人徳のある人とはそういうことが分かって実践している人です。仁は人を差別しないで同じ人類であることを理解しているので、行える行為です。
今の時代に仁を実践できている人は少ないかもしれません。それでも人であるなら、その原始脳に人を助けるという意識が残っているはずです。人を助けることは自分を助けることです。「情けは人の為ならず」人情を示すのは、他人の為でなく、回りまわって自分の為になるのです。