敬愛主義14
2023-09-19
皆様、お元氣ですか?
9月18日は敬老の日でした。皆様の命は全て親、その親、そのまた親が命を繋いできたから今生きているのです。父と母がいなければ、そして先祖がいなければ今の生活はなかったわけです。大変な時代なので、生きることは難しい世の中です。それでも敬愛主義を貫けば生きていくことができます。愛情がなければ命は生まれないのです。夫婦だろうが、親戚だろうが、他人だろうが、最初の人間夫婦がいなければ、80億人の人類は生存しなかったはずです。ですから、人間であれば、どんな種族でも民族でも皆兄弟関係にあるわけです。
それで、先祖を敬うのは当然のことではないでしょうか?大変な時代は過去にも沢山あったはずです。火山の噴火や嵐や地震や洪水、小惑星の衝突があったのです。それを生き残ってきたのが今の人類です。動植物の絶滅があったかもしれません。将来人類が絶滅する可能性もゼロではありません。
今こそ、人類は過去の災害や戦争を生き残った歴史を学び、災害や戦争に負けない工夫をしなくてはならないでしょう。人は進歩していくことができます。他の動物が話をしたり、道具を発明したりすることはできません。彼らは本能的に賢いだけです。進歩することはないでしょう。人間は違います。大脳皮質が発達しているので、これまでも多くの道具を発明し、快適な生活を生み出してきました。それでも、そのような知恵を悪事に使う輩もいます。嘆かわしいことですが事実です。人類の歴史のほとんどが戦争の歴史です。現在でも戦争、内戦、テロが起きているのです。
人類が進歩するためには、もともとあった敬愛の精神を思い出す必要があります。そうです、もともと人には愛情という人間性をもっています。現在はそれが押し込められて発揮していないように思います。誰でも赤ちゃんの愛くるしい姿ににっこりするでしょう。それは赤ちゃんが何の穢れもなく純粋で美しいからです。誰でも美しいものには感動したり驚嘆したりします。そうです、敬愛は美しいのです。
敬老の精神は、敬愛があるから示されます。永年にわたって苦労しながら、時代の風に流されながらも自己を守ってきたので長生きしているのです。そこには多くの経験により備わった知恵があります。若者にはそのような経験に裏打ちされた知恵がありません。ぜひとも高齢者から知恵を得るようにしましょう。その知恵は長生きを保証するものでもあります。長生きするのが目的ではありません。長生きすることで経験を蓄え、どんな時代になっても揺るぎない生き方を獲得することです。そのような経験という知恵をもてば、時代がどのように揺さぶられても確固とした生き方ができるでしょう。
高齢者は歴史の宝庫なのです。高齢者の話をよく聞いて、真理を見出しましょう。高齢者は真理を持っているのです。真理こそ生きる糧ではないでしょうか?