主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 敬愛主義7

2023-09-04

皆様、お元氣ですか?
百年前の9月1日は関東大震災が起きた日ですね。当時で10万人程が亡くなられたそうです。丁度昼近くで炊事をしている時に、台風の風で火災旋風が起きて、ほとんどが焼死だったそうです。その時のことを記憶している人はもうほとんどいないでしょうから、色々な資料で確認するしかないわけです。日本は地震が多いので耐震構造に住宅もなっていますし、ガスも地震センサーがついていますので、火災は起きにくいかもしれません。それでも太平洋側で大地震が起きれば10M以上の津波が海岸線を破壊するかもしれませんし、がけ崩れが起きるかもしれません。いずれにしても起きても避難方法を皆で確認しておく必要があるでしょう。
防災マップや避難のアプリを活用できるかもしれません。地震は予測ができないことが東日本大震災で分かりました。我々ができることは、災害が発生したら、まず自分の身を守り、近くの避難所を確認すること、自宅避難か避難所へ避難するか決めて、最低限の所持品で2,3日を過ごせるようにすること。インフラが全て遮断しても他の方法で情報収集できるようにしておくことです。
一番困ることは排泄と水分の確保です。ですから簡易トイレセットと長期保存水を備えておくことです。食料はあまり気にしてもしかたがないと思います。自宅で被災するとは限りません。外出先で被災することも十分あるからです。
多分、行政が災害本部を立ち上げて、学校には災害に備えての備蓄倉庫がありますから、あわてずに、お互い様の精神で秩序正しく備蓄品をいただく様にすれば良いと思います。災害時には、変なうわさや誤情報が流れます。現代はSNSが発達していますから、さらに誤情報が流れる可能性があります。東日本大震災でもコンビナートから毒ガスが発生したというフェイクニュースがありました。関東大震災でも朝鮮人が井戸に毒を入れたとうわさで何の非もない朝鮮人や日本人が殺されたのです。
恐ろしいことですが、パニック状態になるととんでもない情報を信じてしまうものです。それにしても、人を殺すような蛮行をしてしまった人がいたということです。どんな情報でも人は自分の都合の良いことしか信じない傾向があります。情報を妄信してはいけません。情報を得たら、それが本当に正しいか、反対の情報はないか、色々検証して初めて信用すればいいのです。とかく、日本人はあの人が言っているからとか、有名人が言っているからという理由だけで信じてしまい、反対意見があっても言わないで付和雷同してしまうようです。
災害のときこそ、冷静に情報を収集して、間違いがない情報で行動しないと危険になります。もちろん津波とかは、数分で到達するので、海岸地域の人は高台にひとまず非難することです。災害時こそ人間性があらわになります。他人を愛することを実践していれば、いずれ誰かが助けてくれるでしょう。間違いのない人を信じましょう。