敬愛主義6
2023-08-31
皆様、お元氣ですか?
人間は誠実でありたいものです。組織もそうありたいものです。でも組織は必ず腐敗します。組織に多くの人が集まれば、それだけ個性のある人も集まります。組織内で競争原理が働いていると犯罪すれすれの行為も起きます。ストレスがあるのでハラスメントも起きます。組織が常に改革してより良い状態へ努力をしていれば良いのですが、そのような組織はまれです。資本主義社会でも共産主義社会でもそうでしょう。権力を握る一部の人が支配者階級となり、それ以外が被支配者階級となります。社会が分断され差別が生じます。こうして組織は腐敗してゆきます。
我々も何らかの組織に属しています。身近な家族、親族、学校、会社、地域社会、自治体、国、地球、宇宙と色々です。家族のなかで実践できないことは学校でも会社でも実践できないでしょう。つまり誠実であることです。嘘をつかない、隠し事をしない、言うこととすることを同じにする、こうしたことをすれば誠実と言えるでしょう。でも、なかなか誠実であり続けることは難しいのです。自分を守りたい、生存本能がありますので、どうしても自分の失敗や後ろめたいこと、人から見て恥ずかしいことは隠したいものです。もちろんプライバシーを全て公開しろとは言っていません。世の中の正義に対して誠実に生きているといえるかどうかが問題です。
ただし、誠実といっても自分勝手な誠実さはいただけません。世の中の正義をまず調べましょう。何が正しくて何が間違っているのか、それを知らずに正義は語れません。正義も時代によって変化する可能性があります。誰もが正しいと思っていることならそれは真理でしょう。今は多様化の時代で、正義すら曖昧になっていますが、法律が時代に合っているのであれば、まずは法律を守ることが正義でしょう。
法律も、時代によって改正してゆかなくてはならないものですが、真理に沿っているのであれば全ての人は反対しないでしょう。愛情に基づいた法律であれば、守りやすいものです。反対に人の善意を理解しないで、外見だけで、事実を反映しない利害的な法律であれば誰も守ろうとしないかもしれません。例えばごみの分別収集ですが、自治体でごみの回収をして再資源化すると言っていますが、分別した量だけでリサイクル率に反映しています。その後の処理がどうなっているかは関係ないのです。実態は、分別後に一緒に焼却してサーマルリサイクルしているだけです。なんと傲慢な法律なのでしょう。リサイクルできる物は限られています。リサイクすれば混ざった物を純粋な物に精製するのに何倍ものお金がかかります。ですから海外では土に埋めているのです。
いつから、日本はこんな嘘つき国家になってしまったのでしょうか。本当になさけない国になってしまいました。でも、これから日本を立ちなおせばいいのです。
まずは、身近な家族から、嘘をつかない家庭にしましょう。そうせれば、いずれ学校、会社、地域社会、自治体、国が変わることでしょう。そして世界が変わるのです。