主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 SDGs9

2023-07-26

皆様、お元氣ですか?
8番目は「働きがいも経済成長も」です。
ターゲットは、開発途上国は年7%の経済成長、技術向上で経済成長、新規事業の応援、2030年までに資源の効率化・環境に配慮、差別のない働きがい、ニートを減らす、2050年までに児童労働をなくす、すべての人の労働環境の改善、持続可能な観光業、金融機関の能力強化、開発途上国の貿易援助、があります。
開発途上国は確かに働いても潤わず、貧困の連鎖があります。国家が独裁的な国もありますから国民すべてに過重労働を強いている、富の配分が不均衡、内線状態、宗教的な差別等があり、簡単には実現できないでしょう。先進国が開発途上国に援助するODAがありますが、適切に利用できているか検証がなされるべきでしょう。石油や希少鉱物の地域格差もあります。先進国はこうした資源の効果的な配分ができると思いますが、どうしても自国の経済を優先しますから、話し合いは決裂することが多いようです。
なぜ、自国の繁栄だけ、今だけに考えが縮こまってしまうのでしょうか?それは人間愛がないからでしょう。
日本の場合も、あまり良い状態ではありません。労働環境はかなり低いと思います。経済成長も不十分で物価だけが上がる、良くないインフレ状態です。これは、新規事業への投資がなく、革新的な技術を伸ばそうとしない、100年先までの見通しをしない、既得権益だけを守ろうとする、差別を続ける労働環境、ニートに対する援助がない、観光業への支援不足、金融機関の怠慢等があると思います。
働く人がいなければ、経済は成長しません。そのためには積極的な財政出動が必要です。新規事業にどんどんお金と人が集まれば、投資意欲も高まります。開発なくして成長なし、です。成長すれば、働きがいもでてきます。ここで、注意したいのがそれを持続的にすることです。何回か失敗しても、見通しがあれば継続できます。日本の資源は実はその国民性です。勤勉で誠実で真面目です。こうした、国民性を無視するような教育や労働環境がまだあることが問題です。
人的資源がなければ、何も生み出せません。人が生きてゆくのに大切なものはなんでしょうか?それは、共同社会を維持してゆくことです。誰でも他人の仕事で生活が維持できます。空気、水、食物、家、電気、道路、お店、車、学校、職場、家族、その他すべて生きてゆくには必要だと思いますが、すべて自分で作った人はいないでしょう。誰かしらの努力で社会の基盤が整備されているのです。ですから、息をしても、水を飲んでも、食事をしても誰かの働きでできるのです。感謝せずにはいられません。生きるための環境は皆の努力でできるのです。そのほんの一部で小さな仕事かもしれませんが、我々の仕事が誰かの役に立っているのです。
はたらくのは傍を楽にする。誰かが喜んでくれるためにするのです。