SDGs5
2023-07-16
皆様、お元氣ですか?
4番目は「質の高い教育をみんなに」です。
ターゲットは2030年までに保育園等の整備と、中学校までは無料で、低額で高等教育が受けられる、仕事の技術が学べて、男女差なく教育が受けられ、読み書きができ、世界市民として意識をもつ。そのために差別なく職業訓練が受けられ、先生の数を増やす。となっています。
すばらしいターゲットです。ですが、世界にはまだまだ男女差別がありますし、イスラム圏では女性の教育が制限されていたりします。
日本では義務教育制度があり、高校、大学、職業訓練校と各種の教育機関があり、読み書き計算はできるようになっています。それでも、教育の質については何の目標も示されていません。
これまでの教育は暗記教育です。暗記できる人が成績優秀とされるわけですが、それでは変化の激しいビジネスの世界で暗記や経験だけで活躍するのは無理でしょう。文部科学省のような官僚制度による教育カリキュラムで、独創性を生かす教育ができるはずがありません。
将来の世界は子供たちの能力で左右されていくのです。かつては先進国でGDP世界2位にまでなったのは、戦後の昭和世代の先輩が猛烈に働いたからです。戦争を経験した人たちから見れば、平和な世界で自由に活動できるので、一生懸命に努力したわけです。その世代の人たちは現役から引退しています。今の社会は戦争を知らない、歴史も知らない、質の低い教師に暗記だけを強要された人たちです。こんな状態で、革新的な発明、発見ができるわけがありません。
質の高い教育とはなんでしょうか?
個人、個人の特性に応じて、長所を伸ばす教育です。それなのに、日本の教育は平均点主義で、どの科目も平均点を目指そうというものです。こんな教育では、子供達がかわいそうです。いまだにいい学校にいって、いい会社に就職するのがベストと考えている親がいるのです。
エジソンは不登校でした。アインシュタインは学校での成績は良くありませんでした。それでも彼らは、すばらしい業績をあげました。このような個性的な人たちが、その好きなことに没頭できる環境を作るのが教育ではないでしょうか?
かつて、日本には寺子屋があり、そこでそれぞれの子供に合った教育をしていたのです。開国前は私塾があって、猛烈に勉強したそうです。
今こそ、日本はかつての歴史に学び、さらに良い教育システムを開発するべきです。必要ならICTを駆使して、インターネット学校を制度化しても良いのではないでしょうか?
将来の日本を担うのは子供ですから、子供の教育は最優先課題でしょう。