日本4
2023-06-12
皆様、お元気ですか?
なぜ、日本人は歴史を知らないのか?
前回も歴史を知らないのは、義務教育で神話を教えないようになったからと書きました。そのように日本人は最初の歴史を学びません。GHQが徹底してそのような教育をしないようにしたからです。憲法20条は信教の自由を示していますが、第3項に国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない、となっているのです。それで、神話とされている古事記、日本書紀の内容を教えないようになっています。
つまり、歴史は習っていても、日本の始まりについて縄文時代の歴史は教えても、成文化された記録を神話として、神道の教えはしてはいけないことになっています。それですから日本人は自分のルーツについて知らないわけです。
これでは、歴史を勉強したとしても、天皇の歴史については全く理解が不足してしまいます。
天皇の歴史こそ、日本人の根源的な知識として必要なのですが、どうして日本国の成立について示している古事記、日本書紀の記述を誤りの多い記録としてしまうのでしょうか?
古事記にしても日本書紀にしても、天皇が歴史を記録にすることを命じて作らせたもので日本国の正式な国史です。もちろん神話としてしか考えられない記述もあるのですが、そこには、そのような記述を理解して、何を伝えようとしていたのかを読み解く必要があるものとして存在しているのです。どうしても天皇家が命じたものですから、天皇家に不利になるような記述は削除されたかもしれませんが、天皇家の内紛も露わにしていることから、かなり誠実に記述したものと思われます。例えば大化の改新の記述などは天皇の存続について謀略がめぐらされたことも記述しています。
最近になって、古事記、日本書紀の正当性が再評価されつつありますが、まだまだ、洗脳教育のせいで、正しい歴史観は日本人に備わっていません。日本国が天皇家の王朝として126代まで継続し、世界最古の国であることも余り知らない人が多いと思います。
客観的に自国の歴史を振り返り、今いる自分と祖先の人々がどう関わっているか調べてみましょう。自分の親、祖父、曾祖父とルーツを調べてみれば解かると思いますが、大体50世代も遡れば、皆、天皇家と関わってくるはずです。つまり、日本人は皆、天皇家と親戚であり、日本国は天皇家の家族です。
天皇が日本国の象徴であることは、憲法1条に示されていますが、そのとおりに日本人は皆、一つの家族と考えられます。
日本の統治はシラスであり、国民があり、天皇がいて、政治があり、これらに全ての情報を知らしめて仲良く暮らすことを基本にしています。
今の状態が、これとかけ離れているので、色々な問題が起きています。
正しい歴史を知り、今に生かすことが大切ですね。