気づき2
2023-05-16
皆様、お元気ですか?
人生は短いが、芸術は長い。
そうかもしれませんが、実は人生は芸術でもあるのです。
つまり、人生は短くもあり、長くもあるということです。
佳人薄命、いい人は早死にするという言葉もありますが、
聖路加看護大学名誉学長だった日野原重明先生は105歳まで生きました。
ことわざは色々ありますが、一つの側面を現したものであり
すべての現象を現しているとは限りません。
人生を芸術とすると、早熟の天才としてモーツァルトが挙げられるかもしれません。
浄土真宗の親鸞は当時50歳くらいが平均寿命だったのに90歳まで生きました。
しかも、親鸞は80歳を過ぎてから精力的に著作を残しています。
誰もが、自分の人生を自分で選ぶことができます。
早いか、遅いかの差はあっても、誰もがこの世から去る時が来ます。
その時を、安らかに迎えられるか、そうでないかは、真理に気づいているかどうかです。
真理1、誰もがいずれは死ぬ
真理2、人生は自分で変えられる
真理3、真理を知れば、穏やかに最期を迎えられる
真理1は証明するまでもないでしょう。これまでに何百億の人が死んでいます。
真理2は、過去の事実は変えられなくても、将来はいつでも変えられるということです。
すでに説明したように、良い習慣を続ければ良い人生を結果として得られます。良い習慣とは物質である人体については、その機能を十分に働かせるように自然の摂理に従うことです。物質である人体には、良い空気、良い水、良い食物、良い環境が必要です。併せて体にある精神については、良い交流、良い精神状態、良い思考が必要です。体と精神を健全な状態に保っていれば、病気や怪我を逃れることができるでしょう。先天性の病気を持って生まれた人であっても、病気に対する良い思考をすれば改善されます。つまり、病に対して消極的な気持ちになると病気になりますが、病に対して治ると積極的に思考していくと病気を客観的に捉えることになり、治療の道が開けるかもしれません。ものの見方によって事実をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかでその後の人生は変わります。
ですから、人生は自分で変えられるのです。
真理3は、最期を迎える時に、生前整理をして、後悔していることがないか確認して、会いたい人に会い、謝罪したい人に詫びれば、何の悔いもないでしょう。ですから、自分の命はいつ終わるか分からないわけですから、日ごろからメメントモリ(自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな)を教訓にしていればいいのです。何時死が訪れても後悔しないように生きていれば問題なしです。元気なうちにメモリーノートや遺言書を作成しておくと遺族も安心するでしょう。何しろ死は眠るのと同じで、本人の意識がなくなるわけです。すーっと眠るように亡くなれるのが最高の死かもしれません。