「いや」と言えないわたし

「いや」と言えない自分を認めるのは、少々むつかしい。自己肯定感のための講座をしたい、きっと役に立つだろう内容を提供したいと思ったとき、タイトルに悩んだ。しかし、やっぱり、「いや」と言えないことで自己嫌悪に陥ったり、後悔したり、使役感に苦しんだり、振り回されたりという悩みは多い。
「いや」なことが心の中で黒煙のように広がり、それを伝えられない自分に苦しむ。自分の境界線を学ぶと「いや」なことがほんとは「いや」でなく「無理なこと」である場合もわかってくる。いやではなくむりなことは無理だと自分に率直に表現できれば、自己肯定感が持てる。無理と言っても無理強いされるとすれば、それは相手の問題。「いや」と言えないことから自分を見つめてみるきっかけになればと思う。