「いや」と言えば、角が立つ

　ほんとは「いや」なんだけど、「いや」と言えば、角が立つ。そういうことも多々ある。
おとななんだから、「いや」とか「しない」とか言わずに、空気を読んで集団に協調しよう…ということもある。こういうのは「いや」と言えないのでなく、「いや」という権利や主張を使わないこと。
このふたつは、まったく違う。「いや」と言わないことを自ら選んだとしても、自分の気持ちがおちつかないこともあるし、しぶしぶという後味がわだかまることもある。自己肯定感とは、そういう自分にもまず自分が「OK!」ということ。しぶしぶですら、仕方なくですら、自分で「いや」を選んだことに自分が自分に誇りを持つ。