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 映画『夜明け前のうた 消された沖縄の障害者』

2021-05-09
夜明け前のうた 消された沖縄の障害者 - 近日公開作品 - KBCシネマ1・2 [NEW]
https://kbc-cinema.com/movie/7174.html
5月14日(金)~上映
5月15日(土)に原監督の舞台あいさつが予定されているそうです。

精神障害者の公的隔離の歴史について、主に沖縄で追いかけた映画です。「誰ひとり取り残さない」と最近よく聞かれますが、取り残されている人びとが至るところにあるのが現代日本だと思っています。源流の一つは、私宅監置という隔離制度であると考えています。誰かを犠牲にして大多数の安寧を維持する社会を日本はつくり、歩んできたのです。その隔離制度の検証は行われておらず、現在とそのまま地続きです。
映画「夜明け前のうた」は、1960年代に私宅監置の現場を捉えた貴重な写真と、当時を知る様々な人の証言などで構成し、その実態を明らかにします。誰もが固く口を閉ざしてきた事実であり、闇に葬られてきた歴史です。結果、犠牲者たちは、まるでいなかった人のように「消されて」きました。その人間像を浮かび上がらせ、社会的に消されたひとり一人の命が、いかに尊く、かけがえのないものであったのかを描き出します。
公式HP:https://yoake-uta.com/
公式フェイスブック:https://www.facebook.com/yoakeuta/

映画『夜明け前のうた 消された沖縄の障害者』オフィシャルサイト 2021年3-20公開
自宅で精神障害者を隔離する制度「私宅監置」に迫ったドキュメンタリー「夜明け前のうた ~消された沖縄の障害者~」が、3月20日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開される。

1900年制定の精神病者監護法にもとづき、精神障害者を極めて悲惨な非人道的環境で監禁することを許していたかつての日本。本土では1950年に禁止されたものの、沖縄では本土に復帰する1972年まで存在していた。その後も公的な調査や検証は行われず、私宅監置は歴史の闇に葬られた。

沖縄を拠点に活動するテレビディレクター・原義和が監督を務めた本作では、1964年に沖縄へ派遣された精神科医・岡庭武が記録した写真とメモを頼りに、私宅監置の歴史的背景や制度の犠牲者となった人々の消息をたどっていく。