バックグラウンド

2017-02-13
見えてはいないけれど
裏で動き続けているもの。

IT用語ではそれを「バックグラウンド」と言うのだそうです。



たとえばパソコンで論文書きに没頭しているときに
そのパソコンでセットしておいたアラームが鳴ったり

スマホでゲーム中に寝落ちしてしまっても
そのスマホで夜間に別のデータ更新が行われていたり

つまり
使う人の環境を陰で支えているたくさんのチームメイト
とでも言いましょうか。

ウチのウッチャン似の上司曰く
「パソコンで、たまに簡単な作業をしてても動きが遅くなったりするでしょ?
あれはバックグラウンドの動作が負担になっていたりするから
そこもコントロールしていかないとね」

フ、フムフム…

ちなみに
IT用語ではない辞書を引くと
「背景・遠景」とか「育った環境」「生い立ち」という言葉が並びます。

私の勤める文具屋さんは1929年創業なのですが
現在は事務機とパソコンの売上が柱になっていて
文具はおまけのように置かれているのが実際のところです。

パソコンのことも勉強しなければならないのですが
私のバックグラウンドは超アナログなものですから
やっぱり美濃和紙とか万年筆のインクとか
そちらの方に惹かれます。

温故知新の言葉の通り
良いものがたくさんある文具の世界。
お客様にもセールを楽しんでいただいているようです。



在庫一掃セールは3月末まで。
その後、改装工事に入るのですが
そちらの準備も着々と進行中です。

工事のパートナーは、南区で店舗兼事務所を構える
MオフィスのM本さんとM崎さん。

最初の打ち合わせから
この私のつかみどころのない妄想、いえ構想を理解していただき
素晴らしいイメージパースを提示していただいております!

こんなに気持ちが通じるなんて
頭の中で思い描いたものが
誰かの手によってイメージ通り、あるいはそれ以上の絵になるなんて
そういえば久しぶりかもしれない。

うれしいことに
オーナーでありデザイナーのM本浩美さんは
岩田屋伊勢丹の7階に勤務されていたそうなのです!
その後、建築の道に進まれ
住宅から店舗・病院などのデザイン、リフォームなどを手掛け
現在は南区にインテリアデザイン事務所「MIC OFFICE」と
ナチュラル&シックな雑貨のお店「FILL」を展開中。



http://www.micoffice.com/
熊本市南区田迎5丁目16-5
mic office corporation/TEL  096-377-5319
OPEN 9:30-18:00
定休日 火曜日

FILL/TEL  096-374-6011
OPEN 11:00-20:00
定休日 火曜日

浜線バイパスという幹線道路沿いにありながら
一歩店内に入るとゆったりとした時間が流れている
とても居心地のいい空間です。
アンティークな小物やファブリックなど
優しい笑顔がこぼれるアイテムが並んでいますよ。

シンプルな造り、高い天井、ほっとする大きな窓…
私のバックグラウンドで作用する
白い百貨店・・・桜町の原風景。
文具店のリニューアルにも
そのキーワードが生きています。
改装オープン、乞うご期待!!