シロとクロと 虹の色
2016-05-07
「大丈夫?」と聞かれると
反射的に「大丈夫です」と答えてしまう。
だから「何に困っていますか」と問いかける。
すると「足が悪いので…」と話がつながっていく。
最近やっと気がつきました。
激震に見舞われた3週間前は「できない」ことだらけでしたが
少しずつ「できる」ことが増えてきました。
最初に電気が復旧し
10日目頃にガスが使えるようになり
12日目に試験通水ですが水道から水が出てきました。
このときの感謝の気持ちはいつまでも忘れないでしょう。
そして
20日が過ぎた頃 やっとビールが飲めました。
「また車で逃げることになるかも」という警戒からの禁酒でした。
その晩はビールのおかげで熟睡し
時報並みに訪れる余震にも気づくことなく、ぐっすりと眠りました。
それと
保育園に行けない間に娘とたっぷり遊べました。
見知らぬ土地の公園で、積極的に同年代の子に声をかける我が子の姿。
これまでの時間を埋めるかのように
赤ちゃん返りをし、甘えたり困らせたりすることもありました。
そうかと思えば
いちばん低い鉄棒で、はじめての逆上がりを見せてくれました。
保育園が再開し、こいのぼりの工作を持ち帰った日。
「まだ全部塗ってない」と12色の水彩絵の具をせがまれました。
私も、12色のセットは嬉しかったなぁ…と思い出しつつ
「好きな色を使っていいよ」と差し出したパレット代わりの小皿に… おや?
さぞや虹の色のようなコイが完成するかと思いきや
12色すべての色を混ぜて作った「カラフルな灰色」で
こいのぼりの「土台」を塗りつぶし完成しました(笑)
ママ、◯◯(自分)にも、悪い心があるんだよ。
悪い心と、いい心があって、悪い心の時もある。
これは震災前のエピソードですが
「アンパンマン」のキャラ「ロールパンナちゃん」押しの4歳児が唐突に打ち明けました。
ロールパンナちゃんのその胸にある二つのハート。
赤いハートが灯れば「いい心」
青いハートが灯れば「悪い心」の状態であることを表します。
彼女は、「自分にも悪い心がある」ことを母親に告白できて
ほっとしたような、誇らしげな表情をしていました。
今回、「被災地」を荒らす「火事場泥棒」が
私たちの心をさらに痛めています。
彼らはきっと
一人ひとりは「いい心」をもった人なのでしょう。
現地に入り、その心が「悪い心」に負けて悪事を働いたのかもしれません。
自分がやったことは
そのあともずっと自分の心に残ります。
どうかこの被災地熊本で
これ以上の悲しい出来事が起こりませんように。
「さあ、しようかね」と
気合いを入れてやるようなことも、少しずつできるようになりました。
2015年11月22日のブログ「ちからをつくる」http://www.c-sqr.net/c/cs61040/Circle_detailReport.html?report_id=250339
では「秋の酵素作り」をご紹介しましたが
今回は「春の酵素作り」です。
春の芽吹きの頃を逃してしまい、作るかどうか迷いましたが
地震以降、免疫力の落ちている今だからこそ必要だと、遅ればせながら作りました。
除草剤等を使用していない実家の裏山で
野草や木の芽を10kg集め(葉物は軽いから大変!)
水洗い後切り刻みます。
酵素抽出役の白砂糖と昆布の粉末等を振りかけ
自分の常在菌を活かすため素手で一週間混ぜます。
写真左・中は草木の香り漂う初日、写真右は発酵が進んだ一週間後の様子。
↑クリックすると拡大します↑
松・イチョウなどの新芽、ドクダミ、カンゾウ、ギシギシ、
カラスノエンドウ、スズメノテッポウなど野草を中心に全55種類。
今年は薬草である「ヨモギ」を多めに入れました。
これまで益城町のI藤さんとともに酵素作りをしていて、
I藤さんが育てた大麦若葉やケールなどを入れさせていただいていましたが
今年は収穫目前の地震によって断念せざるをえませんでした。
あと数日で、ビン詰め作業まで終わります。
出来上がったら、未だ半壊のアパートの庭先での車中泊を続けるI藤さんに届けるつもりです。
負けんばい、熊本!
反射的に「大丈夫です」と答えてしまう。
だから「何に困っていますか」と問いかける。
すると「足が悪いので…」と話がつながっていく。
最近やっと気がつきました。
激震に見舞われた3週間前は「できない」ことだらけでしたが
少しずつ「できる」ことが増えてきました。
最初に電気が復旧し
10日目頃にガスが使えるようになり
12日目に試験通水ですが水道から水が出てきました。
このときの感謝の気持ちはいつまでも忘れないでしょう。
そして
20日が過ぎた頃 やっとビールが飲めました。
「また車で逃げることになるかも」という警戒からの禁酒でした。
その晩はビールのおかげで熟睡し
時報並みに訪れる余震にも気づくことなく、ぐっすりと眠りました。
それと
保育園に行けない間に娘とたっぷり遊べました。
見知らぬ土地の公園で、積極的に同年代の子に声をかける我が子の姿。
これまでの時間を埋めるかのように
赤ちゃん返りをし、甘えたり困らせたりすることもありました。
そうかと思えば
いちばん低い鉄棒で、はじめての逆上がりを見せてくれました。
保育園が再開し、こいのぼりの工作を持ち帰った日。
「まだ全部塗ってない」と12色の水彩絵の具をせがまれました。
私も、12色のセットは嬉しかったなぁ…と思い出しつつ
「好きな色を使っていいよ」と差し出したパレット代わりの小皿に… おや?
さぞや虹の色のようなコイが完成するかと思いきや
12色すべての色を混ぜて作った「カラフルな灰色」で
こいのぼりの「土台」を塗りつぶし完成しました(笑)
ママ、◯◯(自分)にも、悪い心があるんだよ。
悪い心と、いい心があって、悪い心の時もある。
これは震災前のエピソードですが
「アンパンマン」のキャラ「ロールパンナちゃん」押しの4歳児が唐突に打ち明けました。
ロールパンナちゃんのその胸にある二つのハート。
赤いハートが灯れば「いい心」
青いハートが灯れば「悪い心」の状態であることを表します。
彼女は、「自分にも悪い心がある」ことを母親に告白できて
ほっとしたような、誇らしげな表情をしていました。
今回、「被災地」を荒らす「火事場泥棒」が
私たちの心をさらに痛めています。
彼らはきっと
一人ひとりは「いい心」をもった人なのでしょう。
現地に入り、その心が「悪い心」に負けて悪事を働いたのかもしれません。
自分がやったことは
そのあともずっと自分の心に残ります。
どうかこの被災地熊本で
これ以上の悲しい出来事が起こりませんように。
「さあ、しようかね」と
気合いを入れてやるようなことも、少しずつできるようになりました。
2015年11月22日のブログ「ちからをつくる」http://www.c-sqr.net/c/cs61040/Circle_detailReport.html?report_id=250339
では「秋の酵素作り」をご紹介しましたが
今回は「春の酵素作り」です。
春の芽吹きの頃を逃してしまい、作るかどうか迷いましたが
地震以降、免疫力の落ちている今だからこそ必要だと、遅ればせながら作りました。
除草剤等を使用していない実家の裏山で
野草や木の芽を10kg集め(葉物は軽いから大変!)
水洗い後切り刻みます。
酵素抽出役の白砂糖と昆布の粉末等を振りかけ
自分の常在菌を活かすため素手で一週間混ぜます。
写真左・中は草木の香り漂う初日、写真右は発酵が進んだ一週間後の様子。
↑クリックすると拡大します↑
松・イチョウなどの新芽、ドクダミ、カンゾウ、ギシギシ、
カラスノエンドウ、スズメノテッポウなど野草を中心に全55種類。
今年は薬草である「ヨモギ」を多めに入れました。
これまで益城町のI藤さんとともに酵素作りをしていて、
I藤さんが育てた大麦若葉やケールなどを入れさせていただいていましたが
今年は収穫目前の地震によって断念せざるをえませんでした。
あと数日で、ビン詰め作業まで終わります。
出来上がったら、未だ半壊のアパートの庭先での車中泊を続けるI藤さんに届けるつもりです。
負けんばい、熊本!