まる さんかく しかく。

2015-10-10
一年前、ラフデザインの打ち合わせの際
コピーについてのオーダーは
「山中塗のお椀を○と△に見立て、□の部分をコピーにするので
一行の字数を揃えてください。」
というものでした。

一年前といえば、「一生青春」シリーズ広告が年内で終わる、と確定した頃。
コピー担当の私は「よし、楽しもう」と気持ちを立て直しました。
頭の中では、「のこいのこ」さんの「♪ま~るさんかくしか~く~」がエンドレスでループ。。。


2014年10月6日 熊日夕刊掲載 県民百貨店「一生青春」シリーズ156

後になって、
「ん?○△□ということは…もしや。」
宇宙や真理をテーマに書くべきだったのだらうか?(゚д゚)!
…とひとり問答しましたが
伝えたかったのは
木のぬくもりや手仕事の温かみだったので、
「いや、○△□という枠に捉われては元も子もない。これでよかったのだ。
ですよね、仙厓先生!」と
刷り上がりを見てうなずいたことでした。


写真の飯椀は買えませんでしたが
閉店セールで小ぶりの汁椀を購入。
今日、やっと使いはじめました。
ん~、おいし♪


--今日のおまけ--
第8回目を数える、三年坂「ヒノマルマルシェ」に行ってきました!
目的は前回ムスメに大好評だった「ハート形きゅうり」!
が、見当たらないので、前掲のバイヤーS村さんに尋ねると
残念ながらシーズン終了とのことでまた来年のお楽しみに。
せっかく来たので色々見ていたら
「カボス1袋(6個)180円」が気になって。
6個?
カボスってくし型切りで秋刀魚の横に添えるよね?
1個あれば十分だなぁ。じゃ、あと5個はどうする?
いくらなんでも毎日秋刀魚焼くわけには…
と、頭の中はカボスで混沌。

秋刀魚以外の使用法がないかS村さんにリサーーチ!
するとS村さん、すかさず振り返り「Y代シェフ~!」
えっ、シェフ?
ここは朝の光が降り注ぐ、歩行者天国の三年坂…
主婦はいてもシェフは歩いていないでしょ。

「いらっしゃいませ。
カボスでございましたら、焼き魚のほかに
チキンガーリックステーキ、
キャベツと豚肉の塩炒めにかけてもいいですね。
余ったカボスはジュースやお酒に、
またはオイルと塩胡椒でドレッシングにされてはいかがでしょう。」

しぇしぇしぇ!
シェフ~!
S村さんの後ろに控えておられたエプロン姿の男性。
どこかでお会いしたことがあるなぁと思っていたら…
県民百貨店のお中元・お歳暮のカタログに載っておられましたね!
そう、「ケンミン肉食女子部」と有名店のシェフが共同開発した
プレミアムハンバーグセット「くまもと四重奏」のページに!!
聞けば、「モリコーネ」「裏カフェ」などを手掛ける
ニューコ・ワングループの総料理長、Y代尚也シェフだそうです。

まさか、シェフ自ら野菜の販売に立っておられたとは。


こんな楽しい発見のある「ヒノマルマルシェ」
次回は10月22日(木)~24日(土)の3日間、朝9時から午後5時まで。
蔦屋書店熊本三年坂にて開催予定です。