上へ参ります

2015-08-25
ガラス張りのその箱に入ると、スーーッと上昇し熊本城が目の前に現れます。
こどもたちはガラスにへばりついてスリルを味わい
それをおとなたちが優しく見守る「展望エレベーター」。



もうすぐ夏休みが終わりますね。
長いようで短いこの季節。
自分の成長を後々自覚させてくれる「窓」となって
心の中にその風景を収めていきます。



二基のエレベーターが上下に動くのを
「宇宙船みたいだなあ」と思った記憶が蘇ります。

多くのお客様を運んだ8階、
かつてはレストラン、その後は事務所となった10階。
最上階に突き出した11階には「天空の社長室」がありましたが
高所恐怖症の社長はココには入らず(笑)
時々、芸能界のお客様の控室となっておりました。
熊本城も阿蘇山も見渡せるロケーションは
さぞや旅の疲れを癒してくれたことでしょう。

さあ、新学期。
私も、次の目標へ向かうとしますか。


2013年8月5日熊日夕刊 県民百貨店「一生青春」シリーズ105